浪江のあたりでは、311の地震が来た直後、
いったん解散して、自宅の様子を見に行こう
という職場が多かったようです。
原発作業員も同じように
いったん自宅に戻り、
まあ、家族がいる人はたいてい、
「仕事なんかいいから、一緒に逃げるわよ!
あんた!今原発に戻ったら、一生会えなくなるわよ!
この子はどうすんのよ!」
といわれて、そのまま原発には戻らず、避難した人が多いようです。
そうすると、避難先の川俣とか福島市とかで、
避難した原発作業員同士が出くわします。
その中に、身よりのないある作業員の方がいて
「家族がいる人は、今は、原発に戻れないでしょうから、
俺は戻ります」
と言って、ドカンドカンいってる原発に戻って行ったそうです。
つづく。