3月12日、原発に引き返した人 | 浪江のニガヨモギ

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福島第一原発から10キロにある実家を離れ…

浪江のあたりでは、311の地震が来た直後、

いったん解散して、自宅の様子を見に行こう

という職場が多かったようです。




原発作業員も同じように

いったん自宅に戻り、

まあ、家族がいる人はたいてい、

「仕事なんかいいから、一緒に逃げるわよ!

あんた!今原発に戻ったら、一生会えなくなるわよ!

この子はどうすんのよ!」

といわれて、そのまま原発には戻らず、避難した人が多いようです。



そうすると、避難先の川俣とか福島市とかで、

避難した原発作業員同士が出くわします。



その中に、身よりのないある作業員の方がいて

「家族がいる人は、今は、原発に戻れないでしょうから、

俺は戻ります」

と言って、ドカンドカンいってる原発に戻って行ったそうです。



つづく。