データ入力アルバイトの短所


②報酬の問題

次のデメリットは報酬に関してです。

例えば派遣や契約社員のように、データの入力をどこか依頼主が指定した場所(事務所など)へ出かけてする場合であれば、ほとんどの場合が時給計算になります。

 

ところが在宅でデータ入力を行なう場合の報酬額の算定は、「入力文字数」に対する「単価」という仕組みです。

具体的に説明しますね。



例えば1文字0.2円とします。仮にあなたの場合1時間で3,000文字を入力することが出来るとしましょう。すると0.2×3,000文字ですから1時間600円です。


実は1時間で3,000文字というのは、レベル的に言えばかなり高水準と言えるんですね。そのレベルでも時給換算にすると600円なのです。


ちなみに、プロのキーパンチャーは1時間に7,000文字打つそうです。そのような人達と比較するとわたしのような素人の在宅アルバイターは足元にも及びません。


でも、時給600円なら8時間やれば1日4,800円にはなるじゃない!と思うかもしれません。ところが、そうはいかないのもこのアルバイトの特徴なのです。


自宅で、自分一人で、一時間3,000文字を黙々と入力し続ける。これ、はっきり言ってなかなか出来ることでは

ありません。


実際に経験している私からのアドバイスですが、在宅でたった一人で、しかも子供の面倒を見ながらデータを入力する場合の目標は、いかに1日4,800円に近づけるか、といった感じになると思います。

何事にもメリットがあればデメリットもあるものです。データ入力のアルバイトもまたその例外ではなく、やはり長所もあれば短所もあります。


そのなかから、おおまかに分けて3点ほどお話したいと思います。


①納期の問題

在宅でデータ入力を行なう場合、まず何よりも納期が最重視されます。それに伴なって入力ミスという問題も絡んできます。


具体的に言うと、ほとんどの依頼が比較的に緊急を要するものだったりします。つまり、納期にあまり余裕がないということですね。

 

「自分のペースで」とか「時間の配分が自由」というメリットは確かにあるのですが、あまりダラダラとしている余裕はない、というのが正直なところです。


ですから、あまり仕事に慣れていないうちは結構シンドイ思いをするかもしれません。場合によっては、納期に間に合わせるために生活を犠牲にして徹夜の作業になってしまう事もあるかもしれませんね。


それに、あまり慣れないうちに無理をするといい結果が得られない事が多いです。というのは、納期が緊迫しているのであせって入力するとミスが発生してしまうからです。


あまりミスが多いようであれば、最悪の場合仕事から外されてしまう可能性もあります。


ですから、最初のうちは少なめの仕事で納期が比較的余裕のある仕事を回していただけるよう交渉することが大切なのではないでしょうか。

在宅で出来るデータ入力のアルバイトですが、その一番の長所としては何と言っても時間が自由に使えるという点ですね。つまり、在宅であれば「時間に縛られずにお仕事が出来る」というわけです。


例えば、私のように子育て真っ最中の母の一日は大変です。24時間子どもに付き合っていると、ゆっくりできるのはお昼寝どきや夜子どもがぐっすり寝ている時くらいしかありません。


しかも、いつ夜泣きで目を覚ますか分からないという状況であれば、ゆっくり休んでもいられませんよね。

普通のお仕事であればどこか会社に出勤することになりますから、少なくとも9時から5時までは拘束されてしまうわけです。


ですが、データ入力のアルバイトであれば、確かに最終的な納期はあるにしても、一日のなかでどの時間をお仕事にあてるのかは自分で決めてよいのです。夜中にやろうがちょっとした家事の合い間に数分ずつやろうが全くの自由です。


ですから、私の場合「もうちょっと収入があれば毎月楽なんだけどなぁ~」と思った時にもってこいだったのがデータ入力のアルバイトだったのですね。

家庭内で仕事をしていれば、万が一子どもが目を覚ましてしまってもすぐに仕事を中断できますし、急に熱を出したり具合が悪くなってもすぐに病院に連れていくことが出来ます。


パートや会社勤めをしていると、こんな母親として当たり前のことも自由に出来ないんですよね。ところが在宅で仕事をしていれば、誰に気兼ねをすることもありません。これほど安心なお仕事の形態はないのではないでしょうか。


また、私のビジネスパートナーの一人にご自宅でお姑さんの介護をしている方がいらっしゃいます。彼女もまた、外で働くことが出来ませんので、私と同じように在宅でデータ入力のアルバイトをしているのです。