「砂のクロニクル」 @シアターχ | 音楽・映画・スイーツをご提供致します。

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韓国映画、ドラマ、たくさん観たい!
渡辺美里、岡村靖幸、佐野元春、大江千里、EPICで育ちました。


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中東の少数民族クルド人。
その独立のための武装蜂起が主題となっている舞台。
今年大傑作の舞台「砂のクロニクル」を観て参りました。


観てからだいぶ経過していまいましたが
あまりに心に強く響き、文章が書けずにいました。

演じていたみなさん
あまりにもキャスティングが想像と合致していたのも感激でした。


革命防衛隊副部長のガマル・ウラディ
革命防衛隊隊員サミル・セイフ
クルド・ゲリラのハッサン・ヘルムート
サミルの姉シーリーン
そして二人の「ハジ」(武器密輸業者、武器密売業者)


などなどもっとたくさん
この物語には登場人物がたくさんいます。

私はこの本を読んでいた時から
登場人物の多さで混乱しないよう
相関図をメモ書きしながら読み進めていました。

夢中になって読んだ本「砂のクロニクル」
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一番印象深かったサミル・セイフの役を
我らが「いしだ壱成」くんが熱演されました。

これを舞台で短時間で表現するのには無理があるのでは?
と正直思っていました。

席に着いてから渡されたパンフを開き
相関図が写真付きで掲載されています!
本を読んでない方にもわかりやすく説明書きもあって親切です。
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私は思わず「壱成くん、サミルをやるんだ!」と鳥肌が立っていました。

民族の正義、誇り、情熱

壱成くんは本物の「サミル・セイフ」となり
1ミリも揺るぎなく、この「サミル・セイフ」を最後まで演じきっていました。

銃に何発も打たれて死ぬシーンは圧巻です。

私は壱成くん以外にも入りこんで観た役の方がいます。
サミル・セイフの姉シーリーンを演じた伊東知香さんです。

私は普段女性の役に入り込んで見る事はないのですが
シーリーンの圧倒的気高さ、強さを演じる知香さんには心打たれました。

どの場面も毅然としていてカッコ良かったです!
女性が惚れてしまうような演技でした。

ハリーダ役のコトウロレナさんも
本の通り「アタイ」って少女っぽく自分の事を呼んでいたのも安心したし、
ハッサン役の方も身体つきから私の描いていたハッサンで
もうこのキャスティング最高でした。

ハジ役お二人も素晴らしかった!
(※実は壱成くんの役はこの中の一人かな?とも想像していました)
シーリーン、サミルを見守るクールなハジ
武器を依頼される不良少年っぽいところがあるもう一人のハジ
このお二人に関してもかんっぺきでした!


帰りに少しだけお会いした壱成くんラブラブ
壱成くんの体からまだ湯気が立っているような
熱が蒸発していくようなところでお会いしました。

壱成くんは声も出せず、手だけ差し伸べてきたので
私も手を差し伸べました。

身体中震えていました。私ではありません。壱成くんがです。

帰り道涙が止まりませんでした。

「あの人すごい!本物だ!」そうつぶやきながら帰ってきました。


「砂のクロニクル」
またあらたな壱成くんに出会え
それぞれのキャストを引き出していた演出家森井さんにも感動です。

衣装、美術、照明、音楽
あの舞台に自分が入り込めるほどの臨場感を作ってくださったのも
「砂のクロニクル」ファンとしては嬉しかったです。


今年最高の舞台でした!