【六月の単発講座スケジュール】
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ぜひ、遊びにきてね~♪
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おはようございます。
今日も引き続き、ストレスの効能についてです。
先生
「生徒くん、ストレスがどんなに僕たちにとって素晴らしいかを、専門用語を聞くとすぐに集中力が切れてしまう生徒くんにもわかりやすく説明するね。」
生徒くん
「はい。適正な難易度でお願いします。」
先生
「まず、ストレスを感じると僕たちの体からはコルチゾールとアドレナリンが分泌される。これを『ストレス反応』というんだけど、このとき僕たちは一種の興奮状態になる。」
生徒くん
「ストレスを感じると興奮する。はい、なんとなくわかります。ドキドキしたりそわそわしたりしますもんね。」
先生
「だね。で、今まではこの『ドキドキやそわそわ』がよくないと思われてたんだ。けど、実際は全然違った。」
生徒くん
「どう違ったんですか?」
先生
「まず、コルチゾール。これは糖代謝と脂質代謝を助けて、体と脳がエネルギーを使いやすい状態にしてくれる働きを持っているんだ。で、アドレナリン。これは、五感を研ぎ澄まし集中状態を作るのにもってこいの興奮状態をつくってくれる働きをしてくれる。いわゆる『フロー』の状態に入るためにはこのアドレナリンとコルチゾールは欠かせないわけだね。」
生徒くん
「ほう。それで?」
先生
「ストレス反応が起きたタイミングだと脳が活性化されて超集中状態に入りやすくなるから、この状態を別名『チャレンジ反応』と言って、新しいチャレンジや少し難しいチャレンジをするときにはストレスがあるほうがベストを尽くしやすいんだ。」
生徒くん
「まじっすか・・・。ストレスあるほうがまずいと思っていました。」
先生
「実際にスタンフォード大学の学生にこの説明をした後にテストをしてもらったら、ストレスがあるほうがいい結果が出やすいと説明を聞いたグループと、何も聞かずにテストを受けたグループでは明確な差ができたんだ。もちろん、説明を聞いたグループのほうが圧倒的に成績がよかった。」
生徒くん
「ストレスを感じているほうが、ベストパフォーマンスを発揮しやすい・・・。アドレナリンのやつ、すごいっすね。」
先生
「そう、そしてこの『チャレンジ反応』が起きた直後にはコルチゾールとオキシトシン(愛情ホルモン)がとってもいい働きをしてくれる。この二つのホルモンのこのタイミングでの役割は、わかりやすくいうと『回復と記憶』なんだ。つまりストレスのかかって出来事に対してとった行動を記憶して自律神経系を整える役割をしている。」
生徒くん
「えっ?記憶って・・・じゃあストレスがたまる出来事が起きたときにネガティブな行動をしたら、その行動を記憶するってことですか?」
先生
「そうそう。だから、みんな失敗経験はよく覚えているし、同じような失敗を何度もするでしょ。」
生徒くん
「まじかー。まじですかー。うまくいかなかったことが何度も頭の中で繰り返されるのはこいつのせいかーーー!」
先生
「そうそう。強烈な失敗体験ってなかなか頭から離れないよね。でも逆に、ストレス反応が起きたときにポジティブにとらえて行動して成功したら、どうなると思う?」
生徒くん
「成功体験が頭に焼き付いて、いいイメージを持てるようになる!」
先生
「そうそう。だからストレスがかかっているときは成長のチャンスなんだ。」
生徒くん
「そうですよね。ベストパフォーマンスが出せる状態だし、うまくいったら記憶できるし。・・・んっ、待てよ?じゃあわかってても失敗したらどうするんですか?」
先生
「その時は、次回同じようなことがあったらどうしたらうまくいくかを考えるのがいいね。冴えてる頭で対策を練る。」
生徒くん
「なるほど・・・。でもスピーチのときとかも、『落ち着け!』とか『リラックスしろ!』とか言われるじゃないですか?落ち着くと脳を活性化させるアドレナリンは出なくなりますよね?そんな場合はどうしたらいいんですか?」
先生
「おもしろいね!『いざ本番!』ってときには興奮(緊張)したまま行くべきか、リラックスしていくべきか、だね。じゃあ明日はそれについて話そう!」
生徒くん
「はーい。」
ストレスがたまる環境にいるときこそ「能力全開チャンス」です。ストレスは友達ですね。
ということで今日は、「能力全開ちゃーんす!」といいながらポチ!いつも応援ありがとうございます。