友よ、人を懲らしめたいという強い衝動を持つものを信用するな。
ドイツの哲学者、ニーチェの言葉です。
先日、あるマンションの前で水撒きをしているおじさんが、駐輪禁止場所に置いてある自転車数十台に楽しそうに水をかけていた。
ボクは、
「何をしてるんだろう?」と疑問に思って、ふとおじさんの顔に目をやると、おじさんもボクに気づき、そそくさとホースをしまい、マンションの敷地内に入っていった。
自転車に水やり?
そうではない。
どうやら、駐輪禁止スペースに止めていた自転車に「いやがらせ?仕返し?」
(どういう表現が正しいかわかりませんが・・・)をしていたようです。
しかも、ボクと目があった瞬間にその行為をやめてそそくさと去るという事は、後ろめたさがあったからなのでしょう。
ボクは複雑な気持ちになった。
きっとおじさんも、何度も誠意をもって駐輪禁止を訴えたのだろう。
それでも行為が改善しなかったから、今回のような行動になってしまったのではないでしょうか。
何が良くて、何が悪いとか、そもそもの話をするとキリがありません。
ただ、ひとつ。
報復は報復を呼ぶ。
怒りは怒りを増幅させて拡散する。
どこかで誰かが止めなければいけません。
誰が?
それがボクらの役目ではないでしょうか。
懲らしめることで行動の変容を促すのではなく、また別の解決策を導き出せる大人になりたいですね。
言うほど簡単ではありませんが・・・。
ということで今日は、「今、愛ならどうする?」といいながらポチ!いつも応援ありがとうございます。
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