プレッシャーの中には、身を置かないようにしているんだ。
100m、200m走の世界記録保持者、ウサイン・ボルト選手の言葉です。
少し耳を疑ってしまいますね。
オリンピックの決勝、しかも100m走なんてプレッシャーしかない状態に思えますけど・・・。
ボルト選手はこう言います。
「プレッシャーこそが、力の発揮を邪魔する一番の敵なんだ」と。
だからこそ、プレッシャーと戦うのではなく、プレッシャーから距離を置くためのトレーニングをしているのだと。
プレッシャーに負けるな!といわれて育ってきた人も多いと思います。でも、プレッシャーって世界記録保持者でも勝てないくらい強いものなんです。
わざわざそんな強敵と戦う必要はあるのか・・・?
ボルトいわく、
全くない。むしろ、距離を置こう!笑
プレッシャーに打ち勝つ方法ではなく、そもそもプレッシャーを感じない環境をつくる方法の追求に必死になる。
だからボルト選手はいつもあんなに無邪気に笑っているんですね。
そしてその無邪気な笑いは、最高の結果を出すために考え尽くされた作戦だったんですね。