お申し込みはお早めに。この講座、マジ面白いですから。
「せんせー。どっちがいいと思います?」
「んっ?何が?」
「いや、明日の研修会につけていくネクタイですよ。赤か青か。」
「んっ?どーでも…じゃなくて、どっちでもいいも思うよ。」
「いやいや、ファッションセンスゼロのせんせーにはわからないと思いますけど、大事なんですよ!ネクタイの色って。」
「生徒くん、ネクタイの話に限らずになんだけど…。」
「はい。」
「悩んでる時はね、どっちを選んでも大丈夫なんだ。」
「はっ?何言ってるんですか?大丈夫な気がしないから聞いてるんでしょ。」
「いやいや、生徒くん。悩んでる時の選択法はいくつもあるんだけど、前提として絶対に覚えておいて欲しいんだけどね。」
「はい。」
「悩んでる時はどっちを選んでも絶対大丈夫なんだ。略して『悩んでる時はどっちを選んでも大丈夫理論!』」
「…先生。略すの意味、わかってます?っていうかなんで大丈夫なのか、そこを説明してくださいよ!」
「あっ、ごめんごめん。例えば今は赤か青で悩んでるんだよね?」
「はい。」
「じゃあ、赤か茶色だったらどっちを選ぶ?」
「はっ?赤に決まってるでしょ!先生、バカでしょ。」
「まぁまぁ落ち着いて。赤か茶色なら迷わなかったね。」
「はい。迷いません。」
「なんで?」
「茶色は嫌だからです。」
「ほら。ね?意味わかる?」
「はっ?」
「生徒くんは初めから『イヤなもの』を除外して選択肢を作ってるんだ。」
「なっ、何ーーー!?」
「だから、赤でも青でも大丈夫なんだよ。生徒くんは初めからどっちを選んでも大丈夫な選択肢を作ってから悩んでるんだ。だからどっちを選んでも大丈夫。っていうか悩むだけ時間の無駄だね。」
「がーん。そっ…そうなのか…。そうなんですね。」
「そう。だから、生徒くんは悩む必要のないところで悩んでるんだ。趣味で悩んでるってことだね。」
「しゅっ…趣味ですか。わかりました。赤にします。」
「うん。いってらっしゃい。」
優柔不断代表の僕だからこそ言えます。
悩んだ場合、どっちを選んでも大丈夫です。
だからラクに生きましょう。笑