私が旦那へかけた最後の言葉は
『行ってらっしゃい』
になりました。


変なこだわりかもしれませんが、
私にはお別れの言葉にまつわる特別な思い入れがあります。


私の父親は、私が学校へ行ってる最中に家から出て行ったので、別れの言葉を交わすことはありませんでした。




その頃から私の中で
"いつ最後になってもいいよう、どの人に対しても別れの言葉はちゃんとしよう"
という意識が生まれました。


旦那とお付き合いしてる時、
どれだけ喧嘩しても別れ際には
『またね』
『頭冷やしてから連絡するからね』
など、別れ際の挨拶はなげやりにならないよう意識していました。


もし、
『好きにしたらいい!』
『もう帰る!』
などと言った矢先にもう二度と会えないなんてことが起こると必ず後悔すると思っていたからです。


(それは旦那だけでなく、それまで一緒に暮らしていた母・姉や、友達に対しても同じことです。)


『おはよう』
『行ってらっしゃい』
『おかえり』
『おやすみ』
という同居家族なら当たり前にする会話のなかで、


私にとっては
『行ってらっしゃい』
が1番重要な言葉でした。


一時の別れを表す言葉だからです。


だから
新婚のラブラブだった時期も
夫婦関係が怪しくなってからも
不倫発覚後のギスギスした時期も
離婚攻撃がひどくなってからも


玄関まで見送って
『行ってらっしゃい😊』と手を振る


この習慣は
変わることがありませんでした。


旦那はそんな声かけさえも鬱陶しいと感じていたのか
最後の方は行ってきますも言わずに黙って玄関に向かっていくだけで、
私が行ってらっしゃいと言っても
ぼそっと
『行ってきます。』
と言うだけでした。


『うん。』
だけの日もありました。笑


『行ってきますくらい言えよムカムカ
『うん。ってなんやねんムカムカ


と思った時も多々ありましたが笑、


『行ってらっしゃい』を言わずに無言で旦那を送り届けていたら…


今頃、絶対に後悔していました。


『さようなら』だけが別れの言葉じゃない。
きちんと別れを告げずに突然家を出たけど
最後にかけた言葉が
『行ってらっしゃい』でよかったな。


と、美化しすぎかも知れませんが
今はそう思っています😌


そういえば、


私の好きな歌の歌詞で
『さよならは言わないで歩いていくよ』
という一節がありますニコニコ


その通りになった〜笑い泣き