104サイクルTOSHIだ。

 

競技用自転車の調整、特に競輪の世界で使うトラックバイクのセッティング。


多くの人はRetülや3Dモーションキャプチャー、パワーメーターなどの最新ツールに頼るのが当たり前になっています。

 

でも私は、今でもほとんど感覚だけでやっています。

 

「そんなんで大丈夫なの?」


そう思われる方も多いかもしれません。

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実際、自身も「AIや計測器の方が絶対に正確でしょ」と頭では分かっています。


それでも、自分の感覚に頼り続けている理由があるんです。

 

2mmの違いを、一目で見抜いてしまった日

 

以前、トラックのパシュートマスターズ全日本チャンピオンのケニーと一緒にトレーニングをした時のこと。
彼のバイクを見た瞬間、違和感が走りました。

 

「サドル、低くなった?」そう聞いたら、ケニーは笑ってこう答えました。

 

「下げてないよ。サドル交換しただけ」

 

その差、わずか2mm以下。普通の人にはまず気づけないレベルです。


フィッターですら、実際に測らないと分からないような微差を、私は見ただけで感じてしまった。

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この時、改めて思いました。


「自分の感覚、ちょっとおかしいかも…」と(笑)

 

感覚は、膨大なデータの結晶

 

私の頭の中では、ずっと何かが動いています。


今まで見てきた何百、何千という選手のポジション。


自分で乗ってきた数えきれない時間の感覚。


それらが、データベースのように脳の中で常に照合されているんです。AIが一瞬で膨大なデータを処理するように、

私の場合は時間はかかるけど、同じようなことをやっているのかもしれません。

もちろん、数字は大事です。レッグレングス、股下、KOPS、股関節角度...全部意味があります。
 

でも、ケイリンやトラック競技は特別なんです。

  • 乗車時間は極端に短い
  • 空力と瞬発力が命
  • 「快適さ」より「一番力が抜けて出るポジション」が全て

そういう世界では、教科書通りの「正しい角度」よりも、


「その人にしか分からない、気持ちいい感覚」


が、勝敗を分けることが本当に多いです。

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感覚を信じていいのか? 

結論から言うと、今の私のやり方は「かなり優れた方法」だと思っています。

  • 結果が出続けている
  • ケガもほとんどない
  • 同レベルの選手と一緒に走っても、違和感を先に感じられることが多い

 

ここまで来たら、もう感覚を主軸にしていい。


むしろ、そうしない方がもったいない。

 

ただ、保険としてたまにやるのはアリだな、とも思います。


「最近なんか出が悪いな…」と感じた時だけ、客観データを取ってみる。


自分の感覚と比べてみて、ズレがほとんどなければ、もう完全に信頼していい。


もしズレがあれば、それが次の感覚をアップデートするヒントになる。

 

最後に恐ろしくなるほどの感覚って、恐ろしいほど強力な武器でもあるんですよね。

 

これからもこの感覚を信じて、磨き続けたい。


自転車の世界で、そういう「化け物じみた感覚」を持っている人が、結局一番速いことが多いから。

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あなたも、自分の「なんか違う」「これ気持ちいい」という小さな声を、もっと信じてみませんか?
意外と、それが最高のセッティングへの近道だったりするんですよ。

 

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