破産覚悟の投資 | とっくんブログ

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人生赤裸々日記

オーストラリア編に突入しようと思ってたけど、いつもの寄り道w


たまには経済ネタにもぶっこんでいきます。
僕の海外活動資金やらがどこから来てるのかがちょろっと垣間見れます。


投資家デビューしてから突然のコロナショックで惨敗を喫した自分でしたが、先日少しここでも触れたコロナウイルスに対抗する会社に全投資した話を少し。


もう地上波や各メディアにも会社名が登場してるので解禁してもいいでしょう。


コロナショックの暴落から自分がなけなしの全力投資をしたのが『アンジェス』という会社。
大阪大学発のバイオベンチャー企業なのだが、国内ではいち早くコロナワクチンに着手していた。



「海外のワクチン開発に比べたら日本のワクチンは後れをとっている」


総理の発言や、ニュースを観てそう思っている人も多いだろう。


しかし!物作り側の人間から言わせてもらえば日本の技術は伊達じゃない!!
時間を掛けてでも確実に安心安全安価なワクチンを作る。
最近スパコンでも世界一位を奪取した日本は本当に遅れている国なのだろうか?
年寄の国として揶揄されているが、その老獪さを舐めてはいけない。



着目したのはアンジェスが手掛ける『DNAワクチン』


現在海外で開発されている弱毒化ワクチンとは異なるワクチンになる。


アンジェスのワクチンはプラスミドと呼ばれる別のDNAを通して間接的に病原体を体内へ運ぶもの。
これにはかなり高い安全性があるとのこと。


一方。
海外で進められているRNAワクチンはマイナス80℃で保存の必要があり、世界展開には疑問が残る。
1本100万円と高価になってしまうのも問題だ。


アデノウイルスワクチンに関してもウイルスそのものを使用する為、副作用の懸念がかなり残るとのこと。
そもそも健康な人に打つワクチンなのにリスクがあるのは問題だ。
実際に遺伝子治療の際に死亡例もあり、毒性の高さが窺える。
抗体が落ちた時にも2回目以降は効果がでず、1回しか使用もできない。


それに比べ、日本のDNAワクチンは常温での保存が可能な上に安全性も国産の折り紙付きだ。
単価も数万円。



さらにこのアンジェスのDNAワクチンに呼応するかのように「フューチャー」「ファンペップ」「タカラバイオ」
「塩野義製薬」「なんだしAGC」という名だたる企業が参画してきた。
まさにオール大阪、いや、オールジャパン体制と言っていいだろう。



これらの企業が手を取り合い、世界を救うべく異例のスピードで治験成功を目指している。


何事も100%成功する補償なんかは無いが、そこに賭ける価値はある。
やってみなくては成功もしないのだから。


もう政府の意向や利権学閥での争いをしている場合ではない。
大袈裟と思われるかも知れないが、世界規模でのパンデミックに加え、大恐慌さえも目前に来てるのだ。


この悪性のウイルスが人類との共存を選び、弱毒化し、自然に集団免疫が出来るのを悠長に待つのが正解とは断定できない。
どうなるかわからない以上は世界が最善を尽くすしか無いのだから。



世界の財産とも言える物作り日本の意地もある。


以上がアンジェスに投資した大義名分となる。


現在、僕が投資した時よりもかなり株価が上がってしまったが、まだまだ上がる可能性も秘めているよ。


この後の新たな参画企業の発表や治験の進行、そして待望のワクチン成功。
さらには現在開発中の高血圧ワクチンの進捗。


でも投資は自己責任であり、暴落しても誰を責めることもできない。
信用取引では無く、現物で。
そして自分が破滅しないように今ある余裕資金だけでやろう。


それらを踏まえて、この国産ワクチンに希望を賭けてみよう。
以下記事からの抜粋↓

日本の日の丸ワクチンでトップを走る「DNAワクチン」開発の中心者で、大阪大大学院寄付講座教授の森下竜一氏に、特長や今後の見通しを聞いた。
大阪大発の製薬ベンチャー「アンジェス」(大阪府茨木市)は、同大学とDNAワクチンを共同開発中で、近く国内初の人に投与する臨床試験(治験)を、30人程度の規模で開始する。
DNAワクチンの主な特長は「安全」と「早さ」だ。アンジェスの創業者でもある森下氏は「ウイルスの遺伝情報しか使わないので、非常に安全。通常のワクチンはウイルスを弱毒化したり、不活化と言って活力をなくして使うが、ウイルスそのものが入るという危険性がある」と、安全性に自信を見せる。
危険な病原体を使用せず、対象となる病原体と同じ配列のタンパク質をつけた無害な環状DNA(プラスミド)を接種。体内で細胞が病原体のタンパク質に対する抗体を作る仕組みだ。
プラスミドについては、「大腸菌で増やすので、ビール工場のタンクのようなものがあれば大量生産できる。通常のワクチンは鶏の卵を使うが、有精卵で作るので、すぐに増やすことができない」。インフルエンザワクチンにも使われる鶏卵法は供給まで5~8か月。弱毒化したウイルスが卵で増殖する速度に左右され、鶏卵不足などにも影響される。DNAワクチンならウイルス自体の取り扱いがなく、プラスミドは大腸菌を使い数日で大量培養できるため、供給まで6~8週という。
3月に開発を始め、動物実験で抗体価の上昇を確認。大阪府の吉村洋文知事は、今月30日からの治験開始を目標としていた。DNAワクチンで初めて人に対して実用化され、国民全員が接種できるようになるのはいつか?
「いつ、と言うのは難しい。今は順調に進展しており、秋に400人程度の大規模な治験を計画している。製造も年内で20万人分はできるようにして、来年春の実用化を目指している。しかし、まずは100万人分くらいで、全員というわけにはいかないと思う」
日本のために 世界でワクチン開発が進む中、日本にとって日の丸ワクチンができるメリットがある。
「例えば米国で開発されれば米国人が優先となるだろう。日本に入ってくるのは時間がかかるし高額かもしれない。日本で自国のためにワクチンが開発されるということが重要だと思う」