小学校から大学までは 推理小説(新本格;ミステリ) をとくに好んで読んでました。

 

国内新本格を中心に漁ってた中で一番好きなのが

 

島田荘司先生のシリーズの一つの主役 「 御手洗潔 」 

 

1948年11月27日、横浜市生まれ。 
一言で言えば和製シャーロック・ホームズ。最初は占星術を生業としていたが、ある事件で石岡和己(彼も日本を代表する「ワトソン役」である)と出会い同居に至る。この石岡君が『占星術殺人事件』を書いたことで、世間的にも名が知られるようになる。その後も国内外を問わず数多くの事件を解決した。しかし探偵の役割にも飽きたらしく、1994年以降は北欧に渡って脳科学を専攻とする研究者として活躍している。 

https://dic.pixiv.net/a/%E5%BE%A1%E6%89%8B%E6%B4%97%E6%BD%94

 

玉木宏主演で2016年に映画も公開されていたのでご存じの方もいると思います。

 

探偵ミタライの事件簿 星籠の海

 

長らく映像化せずにいたこのシリーズがついに映画化したので

マジかよ・・・・とぼうぜんとしたのを覚えています。

覚悟が決まらなくてまだ視聴できていませーんあせる

心の準備ができたら見ます・・・

 

既に原作は読了してます。

『 星籠(せいろ)の海 (上)(下)』 講談社文庫

 

星籠の海(上) (講談社文庫)

 

 

綾辻行人先生の館シリーズのファンももちろんご存じでしょう。

館シリーズに登場する名探偵・島田潔のネーミングの由来が

島田荘司先生と名探偵・御手洗潔 ですので。

 

十角館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫)

館シリーズ第一作目『 十角館の殺人 』

綾辻行人初心者&ミステリ初心者におススメ。

 

ミタライアン と カズミスト

シャーロックホームズファンを「シャーロキアン」と言いますが、

それを真似て御手洗潔ファンを ミタライアン とファン内(?)では言ってました。

 

ちなみに相棒の石岡和己(いしおか かずみ)のファンはカズミスト

 

私はもちろんミタライアンです。

他人を置いてけぼりにして自分勝手動いて、いつも石岡君を振り回していますが、

ふとした時に見せる人間味と優しさと人への深いまなざしが好き。

 

御手洗さんは夢水清志郎くらい優しくって、

榎木津礼二郎くらい破天荒だと個人的に思っています。

贔屓目が過ぎるって?異論は認めます。

 

シリーズヒロイン(?)松崎レオナ

御手洗シリーズ内で次に好きなキャラは松崎レオナ

彼女いいですよね。

 

最初は嫌いだったんです。

女嫌いの御手洗さんに近づく女。しかも美人!!!!

 

やめろーっ!!!御手洗さんに絡んでくるな!!

御手洗さんが誰か女とくっつくくらいなら犬か石岡君と結婚してくれ!!!

とまで思ってましたが、だんだん変わってきて、今ではめちゃくちゃ好きです。

 

自分の環境に妥協したり諦めたりせず、努力して前に進むタフさ。

すごく魅力的な女性で、堂々とした姿に憧れます。

 

『水晶のピラミッド』での「ホモなの?」の流れは笑ったけど。

 

水晶のピラミッド (講談社文庫)

 

昔は危機的状況で何を聞いてるんだこの女・・・と思ったけど、

むしろヤバい状況だからこそホモかどうか聞いたんだと今だとわかる。・・・いやわからんな?

 

『水晶のピラミッド』は原寸大で再現したピラミッドで起きた謎を追う話。

700p超えの長編作でしり込みするかと思いますが

面白ポイントもあって読みやすいので

御手洗潔シリーズが気に入ったらぜひ一度は手に取ってみてください。

 

 

松崎レオナのシリーズ初出は 『 暗闇坂の人喰いの木 』

 

暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫)

これ、ホラーっぽい怖さがあるので苦手な人にはちょっと薦めにくいと個人的には思っています。

不気味さが私は好きなんですけど。

途中で拷問の図解イラストが挿入されてるとこもあるのでお気を付けください。

 

御手洗さんの信念が垣間見える『舞踏病』

私が御手洗潔シリーズで一番好きな話は 短編の 「舞踏病」 です。

短編集『 御手洗潔のダンス 』 に収録されている一編です。

 

御手洗潔のダンス (講談社文庫)

 

夜に踊りだす狐憑きの男の謎を追いかけて、歯科医院内ですったもんだする話。

タイトル通り石岡君とも踊るし、池の中でも踊る御手洗さん。

現代医療についての見解、御手洗さんの覚悟、その在り方が垣間見えたラストでした。

これホント好き。

 

 

最近では、悩める青年と語る御手洗さんが見られる

進々堂世界一周 追憶のカシュガル』新潮社、 

文庫版 『御手洗潔と進々堂珈琲』新潮文庫nex  がお気に入りです。

 

 

 

最初に読んだとき、なんだか 「数字錠」 を思い出したんです。

雰囲気が。御手洗さんが時折見せる、

守るべき無垢なものへの慈しみみたいなものを感じたんだろうと思います。

 

 

御手洗シリーズの第一作目は 

『 占星術殺人事件 』

 

占星術殺人事件 (講談社文庫)

 

シリーズものは刊行順に読む派の人は

ここからスタートです。

読んでみてね~

 

 

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