この公演のベストパフォーマンスは、
下口ひなな 「奇跡は間に合わない」
下手ポジションで黒いハットを前下がりの目深にかぶり、
顔を見せずにステップを続ける。
イントロ終わりでハットをクイッと上げると
その下からはひななの笑顔。
いいね。 カッコいい。
3人ともその演出で踊っても良いんじゃないかと思えてくる。
劇場公演でこんなにも自在に演ってみせる熟練度。
素晴らしいと思います。
チームK、RESET公演はちょっと久し振り。
ここのところ僕夏公演とか、別の公演に入っていましたから。
実は5月31日のRESETに当選していましたが、その日は仕事がどうしても切り上げられず、泣く泣くキャンセルしていました。
それから約1ヶ月。
今日の出演メンバーには、「お?」という感じの特別なメンバーはいません。
ですが逆に、込山チームKのRESET公演を支えるベースとなるメンバーでの構成。
どちらかというと最前列でバカになりたいというよりも、少し引いてじっくり見たい、という心境です。
なのに、そんな気分の時に限って3順での入場。(笑)
メッチャ迷います。
端で良ければ最前列もアリ。
立ち見はセンターも取れます。
ですが最終的に選択したのは、
中央ブロック4列目(設備的には5列目)最上手の席。
もっと前の席もたくさんありますし、もっと中央寄りの席もたくさんありました。
ですがここから椅子が高くなり、座席としては比較的見やすくなっていることから、「座ってゆっくり見る」には悪くない場所です。
今まであまり積極的に選んだことのない場所ですが、今回はここでじっくり見ることにしました。
今回も何故か前説ちゃんはオカリナ。
なんでやねん!!
オカリナそこにいるなら公演出ろや!
久し振りにオカリナのパフォーマンス見たいよぅ。
あれっ?ちょっと変わったな?
と感じたメンバーが2名。
長友彩海、安田叶。
長友はだいぶ落ち着いた感じになりました。
以前はかなり必死感があり、
ずっと笑ってるんだけど、必死に笑ってる、
という悲壮感にも似た「頑張ってる」という印象が強かったのです。
今日の長友は、なんだか少し力みが取れたというか、少しだけ余裕ができたような感じです。
その顔も笑顔一辺倒ではなく、曲の歌詞に合わせた自然なものになり、豊かな表情を見せてくれます。
そしてなによりも、その動き。
多分、
長友彩海自身が、自分の良さに気付いた。
その細くて長い手足をダイナミックに振り回す。
これは彼女のような長身のメンバーでないとちょっと真似のできないアドバンテージ。
スピード感やパワー感はチームKの中では特別なものではないですが、
その動きの大きさ、手や足の回し方。
長友彩海の特徴、長友彩海の良さ、というものが確実にある。
長友は先日のコンサートで「AKB48選抜メンバー」としてパフォーマンスしていたことがちょっと話題になりました。
私は正直に言って、その理由というものは分かりませんでした。
でも、今日の今現在、
私はその点について問われたならば、
「いや、長友の16人入りってのも無くはないと思うなぁ。どういう点で選ぶか?によっては長友の選抜もアリだと思う。」
と答えると思います。
率直に言って、良かったです。
ビックリしました。(ゴメンナサイ。笑)
長友彩海、変貌。
チームKにまたひとり、「パフォーマンスで勝負できるメンバー」が現れました。
安田叶。
カナブンは前から良かったです。
チームK公演を見る人ならば誰でも、その順位はそれぞれであっても「カナブンは良いよね」という意見で一致するでしょう。
無敵の笑顔でバチバチに動きまくるそのパフォーマンスには、
もう、見ている側が笑うしかない。
込山チームKの加速装置。ターボチャージャー。
そんな安田がちょっと変わりました。
無敵の笑顔は変わりません。
バチバチの動きも変わりません。
ちょっと柔らかくなったんですよ。
肩の力が抜けたというか。
パワーとスピードのダンスだけじゃなくて、
女性らしい、しなやかさや柔らかさを表現する動き。
こういう表現が適切かどうか分かりませんが、ちょっと込山っぽい感じが入ってきました。
エモーショナル。
これなら横山の隣で踊って勝負できるんじゃないか?
前にいたんですよ、チームKにそういう奴。
チーム8との兼任で、同じく無敵の笑顔でメチャメチャにエモーショナルな踊りを見せる奴。
今日の安田を見てて、ちょっとあいつの姿がよぎった。
はっきり言おう。
安田叶はメチャメチャに私好みのパフォーマンスになった。
すごく良い。マジで良い。
安田叶がバージョンアップしました。
メッチャ好き。
そんなこんなで色々と見所満載のチームK RESETでしたが、
公演時間の1/3くらいは、ずっと込山を見てました。
私は込山榛香のパフォーマンスが大好きです。
本当に素晴らしいと思います。
チームKにはパワー系のパフォーマーが多いですが、
その中で異彩を放つ、ひねりとしなりで魅せるカービング系(造語)のパフォーマンスです。
込山を評価する声をあまり見掛けないのが不思議でなりません。
AKB48の中では確実にトップクラスのパフォーマンスです。
村山を素晴らしいとする意見は沢山見ますが、パフォーマンスのレベル感で言ったら、村山と込山は同レベルですから。
曲によっては48グループでもトップクラスです。
制服レジスタンス。
逆転王子様。
毒蜘蛛。
ホワイトデーには・・・。
それぞれのセンターでのパフォーマンス。
しなる腕。
ひねる腰。
客席を見下す視線。
ブリッブリの笑顔。
この柔らかさと艶っぽさ。
画面からは、多分、伝わりにくいのでしょう。
私がどうしてこんなにまで込山榛香を絶賛するのか不思議に思う人は、
是非とも東京秋葉原にあるAKB48劇場まで。
劇場で込山榛香をご覧頂ければ、
必ずや、ご理解頂けると思います。