初めてカレに抱きしめられたとき。
男の人に触れることが久しぶりすぎて、
私は頭が真っ白…笑
いい歳して、どうしていいのか分からなくて、
カレの腕の中で、ただ縮みこんでた。
「えっ…嫌だった?大丈夫?」
ってカレに心配されて、
「ごめん…ちょっと久しぶりすぎて、緊張して…。嫌じゃない、うれしい。」
って答えた。
「もう一回…」
って、またギュって抱きしめられて、
軽くキスをした。
カレにすっぽり包まれて、ドキドキしたけど、
すごく安心した。
ずっと包まれていたかった。
もう引き戻せない…って思った。
夫に対する罪悪感はなかった。
無さすぎて、自分でも驚いたくらい。
それだけ夫婦関係は希薄だった。
結婚当初からレスで、
子どもが産まれてからは、セックスどころか、
ハグとかもなかった。
夫は悪気は無さそうだけど、決して自分のペースは崩さない。
育児や家事はほぼ私が一人でやる、
夫は気分がのってる時に、子どもと遊ぶくらい。
単身赴任になって、私が一人で子ども達を抱えるようになってからも、労ってくれたり、思いやってくれたり、そういう事はしてくれなかった。
一人で子ども二人(当時4歳と1歳)を抱えてるのは本当に大変で、近くに親もいないし、何かあったら…っていつも不安で、緊張して、眠れなかった。
毎日必死で、不安な気持ちは押し殺すようにしてた。
孤独で、辛い時期だったな。
夫は、私が話し合おうとすると、嫌がって、怒って、
話し合いができなかったんだよね…
だから、いつからか、何も言えなくなってた。
そんな人だから、
レスのことなんか話し合えるわけもなくて、
一度も話し合ったことはない。
私はただ一人でモヤモヤ悩んで、孤独になって、
一人で自己肯定感を下げていく…
グルグル、グルグル…同じトラックを
何度も何度もくる同じ景色を見ながら、
それでも無心に走る…
そんな結婚生活だった。
そうしてるうちに、私の気持ちも一線超えて、
レスなんて、夫なんて、どうでもよくなってた。
子どもだけ愛して、大切に育てて、
しょうもない事には悩まない、傷付かないって、
そう決めた時期だった。
そこで、カレに出逢った。
セックスって、不思議だよね。
私の場合、セックスしないと心が開けなくて…
女は特にそうじゃないかなぁ?
私はそうだな…抱かれてから、初めて心を開いて話せるようになる気がする。
だから、カレには抱かれ続けたいなと思う。