少年野球でもよく見かけますね。グラブから人差し指を出す選手を。「なぜ指を出しているの?」と聞くと、大抵の場合理由はありません。明確な目的があればそれは聞き入れるつもりですが、目的を伝えることだできた子供に会った事はありません。恐らく、プロ選手の影響なのだろうと思います。これです。
タッチプレーのある内野手、外野手でもダイブする際には、ケガの原因になりますから、私のチームでは厳禁です。中学、高校と進みますと、スパイクが金属製に変わりますから危険度は増します。
では、なぜプロ選手はほぼ全員が人差し指を出しているのか?ボールを掴むポケットを深くしたいからなのだと理解しています。それに、硬球は痛いしね(^_^;)。特に内野手のグラブはポケットが浅いので必然とそうなります。
その対策としてひとつは「小指が入るスペースに小指+薬指を入れ、親指のスペースには指を入れない」これです。
これは、ポケットも深くなるし、捕球時に痛みも半減しますので、私も使っていました(^_^;)。そもそもグラブというのは「親指と小指をくっつける」作業で捕球しますから、極論を言えば、他の指は必要ないんです。
で、どうしても…という方は、最近やっと出回るようになりましたがこれです。商品名は分かりません。「指ガード」とか「指プロテクター」とでも言うのかな?これならケガは回避できそうですよね。
何でもそうだと思うのですが「なぜそうするの?」と目的を持たせたいですよね。その手段として動作、行動がある。練習でもそうです。我々指導者も「あ~それダメダメ!」と頭ごなしに否定するのではなく「なぜそうしているの?」と目的を聞いてあげて欲しいものだと思いますし、私はそうしています。
目的意識があって、考えた末の手段なら認めてあげようじゃありませんか(^_^;)。「教わったことができる」事より「自分で感じて、考えて、自分で決める」事の方が尊いと思うのです。