典型的なガリ勉像は実は違う | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

眼鏡をして、いつも本を読んで、運動音痴。このようなガリ勉スタイルの子供を思い浮かべることだろう。

 

実際に頭のいい人で、こんな人はめったにいない。むしろ、勉強もなんなくこなすし、運動能力もある。そんな人のほうが多い。

 

中学までは地元の公立で、運動能力も学校内ではすぐれていた。高校から進学校に入り、運動できないような生徒ばかりだろうと思っていた。ところが、まったく逆。運動能力もすごい人が多い。ただ、運動ばかり熱心にやっているのではないので、日本のトップになるような人は少ないが、基本的な運動能力はすぐれている。つまり、頭もいいし、運動もできる。そんな人が普通なのだ。

 

勉強ばかりして、まったく運動しない。こんな人もいないわけではないけど、かなり少数派である。

 

すごく勉強しないといい成績をキープできないような人は、そんなに勉強も続かないことだろう。多くは好きだから勉強しているのである。

 

運動の能力に頭のいいこともかなりからんでいるのだろう。

 

テレビなどでだされる、よくあるガリ勉像は、ほぼ架空の人に近いのだ。