オンライン再開後 | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

7月1日よりオンライ診療を再開した。

このブログでも、その目的などは書かせてもらった。

 

診療が終わり、夜の時間帯をオンライン診療にあてさせてもらっている。診療時間の終了を6時に切り上げたが、その分、もっと遅い時間までオンライン診療を行っているということだ。

 

オンライン診療は医師一人でできるので、スタッフを必要としない。スタッフのために診療時間を短縮したが、これでは収入のダウンになってしまう。その分をオンライン診療で補っていこうということだ。

 

ただ、リアルな診察でないとだめなものもある。検査はオンライン診療ではできない。その場合には診察室に足を運んでもらうしかない。

 

オンライン診療で薬もだせるが、薬を手に入れるのは最低でも翌日になってしまう。今すぐ薬が必要だという場合には適さない。しかし、まだ薬があるので、同じ薬の延長などの場合にはとても楽である。

 

オンライン診療システムを用いて、処方箋データをもよりの登録薬局まで送ることができる。日本調剤であれば簡単だが、その他の薬局でも対応できるところはけっこうある。その薬局に処方箋データが送られるので、患者はその薬局に薬をもらいにいけばいい。薬をもらうことすら時間がないという人は、宅配便などを通して、配達してもらうことも可能である。ただし、配送料は患者持ちになる。

 

耳鼻咽喉科というのは、耳の中をみたり、鼻の中をみたり、口の中をみたりする診療科である。オンライン診療ではなかなか見づらいので、その診断は難しいものと思っていたが、そもそも自分の場合には話を聞いただけでほぼ推測している。100%正しいとはならないが、80%ぐらいは正しく判断できると思っているので、この80%の人はオンライン診療でもさしつかえない。