ブラジルはなんでもありなのかな | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

豊尻手術で使う物質で、臀部の炎症を起こす。このようなケースが多いのだろう。

 

本来ならば、すぐに除去手術をしなければならないのだろうが、それができるほどの医療知識がないのが問題。

 

いわゆる違法手術はとにかく安い。資格のない人が適当にやっているので、安くあげられるのだろう。たぶん、ブラジルではこのような違法手術が蔓延化している。だから、手術トラブルが多いのだろう。

 

日本と言うのはミスを認めない。だから、このような違法手術を徹底的にたたく。しかし、国によっては規制をせずに、「知識なく受けた自分が悪い」と個人の責任にする所も多い。欧米などではその傾向があるかもしれない。

 

値段が安いので、米国から手術を受けにいく人が多いのだ。手術を終えたら米国にもどってくる。そこで悪化すると目もあてられない。命を救うために高い医療費を請求される。そうなっても全部、自分が悪いで片づけてしまうのが海外。

 

日本でも、偽医者がこのような手術をしていたりする。正規の医師資格がないのでとても安い。つかまるのは、日本在住の外国人だ。手術をうける人が悪いと思う人たちだから、亡くなっても手術するほうが悪いとは思わない。