丸刈りと聞いて、高校時代の運動会を思い出しました。学年種目で、優勝できなかった生徒はみんな丸刈りにしました。特に、指導者層です。指導を担当していた人はみんな丸刈りです。責任をとったという形です。ただ、強制はしません。自ら丸刈りにして反省をします。中には、丸刈りなど嫌だという生徒もいます。その人に強制することはありません。するか、しないかは、自分で決めることだからです。
僕自身は、高校一年生の指導係をしていました。ダントツで優勝してしまったので、自分は丸刈りにしなかったと思います。優勝しなければ、丸刈りにしていたことでしょう。
負けたのは上の責任。だから、上が丸刈りをする。上が丸刈りになれば、下の生徒もその気持ちを感じてくれます。指導の中で、ダメだと怒ることはあっても、勝てなかったら指導者の責任です。その際は、下にはきつくいいません。「自分らの指導がだめだった。負けたおまえらは悪くない。」とたいてい言っていましたね。
プロ野球やサッカーの試合で負けると、その監督もよく言います。「負けたのは全部監督である自分のせいである。選手には責任がない。」
負けた原因を選手におしつけ、自分は責任をとらないのでしょうか。
会社の経営がうまくいかないのは、全部社長のせいですからね。それをみとめず、社員が悪いと言っている会社はよくならないでしょう。