高校時代を思い出しました | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

丸刈りと聞いて、高校時代の運動会を思い出しました。学年種目で、優勝できなかった生徒はみんな丸刈りにしました。特に、指導者層です。指導を担当していた人はみんな丸刈りです。責任をとったという形です。ただ、強制はしません。自ら丸刈りにして反省をします。中には、丸刈りなど嫌だという生徒もいます。その人に強制することはありません。するか、しないかは、自分で決めることだからです。

 

僕自身は、高校一年生の指導係をしていました。ダントツで優勝してしまったので、自分は丸刈りにしなかったと思います。優勝しなければ、丸刈りにしていたことでしょう。

 

負けたのは上の責任。だから、上が丸刈りをする。上が丸刈りになれば、下の生徒もその気持ちを感じてくれます。指導の中で、ダメだと怒ることはあっても、勝てなかったら指導者の責任です。その際は、下にはきつくいいません。「自分らの指導がだめだった。負けたおまえらは悪くない。」とたいてい言っていましたね。

 

プロ野球やサッカーの試合で負けると、その監督もよく言います。「負けたのは全部監督である自分のせいである。選手には責任がない。」

 

負けた原因を選手におしつけ、自分は責任をとらないのでしょうか。

 

会社の経営がうまくいかないのは、全部社長のせいですからね。それをみとめず、社員が悪いと言っている会社はよくならないでしょう。