グーグルマップで、書いた患者を訴えたケース | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

書いた患者を訴えて勝訴したケース。

多くの場合、そこまでやらない。ウソを書き込まれたとしても、裁判などの訴訟にお金がかかるからだ。相手をつきとめて、裁判に勝って、でも、その費用は支払い能力がなければはらってもらえない。お金をかけても何も得にならないことは十分想定できる。

 

しかし、ウソを書き込まれたことへの精神的苦痛は大きく、そこをすっきりさせたいと訴訟を起こすのだ。悪口が書き込まれたままになっていれば、他の患者さんへの影響もでてくる。

 

書いた本人は、書き込んだことすら忘れてしまっていることだろう。書き込んで気持ちすっきりで、すべてを忘れてしまう。訴えられてはじめて自分の書き込みに気づかされるのであろう。

 

悪意はないのかもしれない。単純に、医者の言い方にカチンときただけなのかもしれない。しかし、安易な投稿は大きな影響を与える。SNSの利用者はそのことを十分に理解しておくべきであろう。特に、匿名のものはなおさらである。