昨日見た米国のテレビドラマには、ダウン症の俳優がでていた | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

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以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

たまたまなんだけど、昨日米国のテレビドラマを見ていた。そこにダウン症の人が、ダウン症の役ででていた。きちっとセリフも言えていたので、かなり優秀な俳優なのかもしれない。ダウン症の場合、顔をみればだいたいわかる。特徴的な顔つきだからだ。ダウン症の人がダウン症の役をする。こんなにリアルな演技はない。

 

知的障害があっても、芸能人になれるということのようである。言っていることは正しいとは思うが、芸能人になりたい人がみんななれる世界ではない。成功者は1000人に一人かもしれない。

 

障害があっても、芸能人になれるは事実だと思うが、障害がある人みんなが芸能人になれるわけではない。その確率はやはりかなり低い。

 

最初からあきらめてしまうのもよくないが、期待をもたせ続けるのもよくない。人気俳優なんて、かなり実力と運がなければなれないのだから。期待をもたせて金をまきあげるビジネスの被害者にはなってもらいたくない。