ユニバーサルデザイン自販機 | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

SNS投稿からの引用です。下記のようなところに自販機が置いてあり、その人は上の段の飲み物のボタンに手が届かないと投稿しています。写真をみるかぎりでは、一段高くなっているところに設置したために、そのようなことが起こってしまっています。背の低い人にとっては、不便なところへの設置ですね。これにより、本来購入したい人が買えなくなってしまいます。

 

自販機をよく見てもらうとわかりますが、おつりの取り出し口はかなり小さいのです。これだと取り出しづらい人も多いのです。おつりの取り出しに不便を感じる人もいるわけです。不便を感じない人はまったく気づきませんけど。

 

障害者の人も含めて買えるような、ユニバーサルデザイン自販機というのも広がってきています。下の写真です。選択ボタンが別についていたり、おつりをとるところが大きくなっていたり、小銭をまとめていれられたり、さまざまな工夫がある。もっとも制作費用は高めになるので、障害者施設にしか置いていなかったりもする。すべての自販機が、ユニバーサルデザイン(UD)になるのがベストだが、その普及にはまだまだかもしれない。