診療科を変えると病気は見つかりやすい | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

 

 

原因不明の発熱が持続。

咽頭痛があるので、一番考えなければならないのは、EBウイルスあたりによるのどのあたり(主に上咽頭)の感染かな。治療法はないので、治るまで待たなければならない。上咽頭に炎症及ぶと、かなり長引くことは多い。自分だったら、Bスポット治療を行っていくけどね。

 

内科の医師だったら、まず採血検査。もちろん、どこかの細菌感染や、肝炎なども考えられるから、採血検査で異常が見つかる可能性も高い。

 

病気が治らない場合に、同じ診療科でみていると、病気が発見できない可能性が高い。診療科を変えると、けっこう簡単に病気が見つかったりする。ある診療科であたりまえの病気が、別の診療科では極めて診断が難しかったりするのだ。