高校時代の教室掃除(1) | 耳鼻科医として、ときどき小児科医として

耳鼻科医として、ときどき小児科医として

以前にアメブロで書いていましたが、一時移籍し、再度ここに復活しました。専門の耳鼻咽喉科医としての記事を中心に、ときにサブスペシャリティな小児科診療のこともときに書いていきます。

学校の校則って、教師が生徒を拘束するために作っているのではないかと思う。そこに論理の一貫性がない。国の法律の場合、いろいろな考え方をもつ国会議員があれやこれや話し合って決定する。問題のある法律であれば、何度も審議しなおし、修正する。では、学校の校則って決めるにあたり十分な審議がなされたのだろうか。誰かが作った校則を一方的に押し付けられてはいないのだろうか。校則を守ることが目的になってしまって、その校則が意味があるかどうかなど、国の法律と違って誰も審議はしない。不条理な校則であっても、それを守る生徒が善で、守らない生徒は悪である。そのようなものとして用いられているのでないだろうか。

 

中学時代は公立で、管理教育だった。教室を守るために、いろいろな校則を守ることが強いられてきた。自分自身、生徒会という立場で活動していたので、どちらかというと校則を守る立場がしいられ、生徒側というよりも教師側に近かった。

 

ここで教室掃除の話に入る。中学校の教室掃除とは、生徒内で掃除当番を決め、平等に順番に掃除をしていった。掃除をさぼってやらない生徒もでてくる。そのような生徒に、「決められた掃除はきちんとやらないとダメだぞ」と注意してきたのが自分の立場であり、それを一回も疑わなかった。そもそも、掃除をしなければならないということ自体が、正しいことなのだろうか。掃除当番というものが必要なのだろうか。根本的なことは何も考えないできた。

 

自分の考えが私立の進学高に入って、根本的なことを考えるようになった。前置きが長くなって、文章が長くなりすぎたので、次のブログに続きます。(1)から読んでください。