人のせいでも、自分のせいでもない | メンタル和尚の法話録

メンタル和尚の法話録

高野山真言宗 勢見山 観音寺の住職がしなやかに寛いで生きるコツ、
面白い自遊人になるヒントを綴っていきます

 何かイヤなことがあったり、不運な目に遭ったとき、すぐに人のせいにして文句を言う人を見受けます。

 

 それが習性になっていて、本人は無意識で言っているのでしょうけど、それをやっていると、未来は拓けてきません。ますます運気が下がり、イヤな状況を引き寄せてしまいます。

 

 不平不満を言う時間があれば、同様のトラブルに二度と遭わないために、何か工夫できることはないか、解決策に頭を使うことにしましょう。
 

 そこで、こんな実験はどうでしょう。例えば半年「身に降りかかることは、人のせいでも自分のせいでもなく、何らかのご縁があって起きてくる。きっとそれは天(神仏、創造主)の意思に違いない」と思い定めて過ごしてみる。

 

 すると、発想や考え方が柔軟になり、イヤなことが確実に減ってきます。思いもよらぬ解決策やユニークなアイデアも飛び出してくるかも知れませんよ。