りさこです🐈
2017年9月に上演した
『幻の女』について振り返ります☺️🫧
時代も年齢も性別も当時の私たちの等身大に近い女の子7人のお話しで、ぎすぎすした痛みが残る(笑)天動虫では少し珍しい空気感の作品かなと思います
真っ黒の招待状で集められた、学生時代に仲の良かったメンバーだけの小さな同窓会
触れないよう思い出さないよう封印していた「過去のある出来事」の犯人探しが始まって、、、サスペンス感もあるぞくぞくっとするお話しです
キャラクターカラーを決め、
その色を使ってそれぞれ毎公演コーディネートや小物を変え「着こなし上手コンテスト」を行い、お客様に投票をしていただきました🤤
どの公演もみんな本当にかわいかった✨✨
コミュニティに入ると、そこにいるキャラクターのバランスで自然と役割みたいなのが決まっていって、それが心地良い関係性であればいいですが、なかなかうまくいかない時も多くて
あからさまな「いじめ」のようなものはなくても、仲良くて楽しいはずだけども、
我慢してたり、実は深く傷付いてたり、トラウマになったり、、、
誰も悪くないけど、自分も含めて、全員悪い
あの絶妙にいや〜な空気を、痛みを、
セリフではなく全員の空気感で作り出す
作品作りはとっても繊細で難しい作業でした
私は「幻の女」(作品を観ると、誰を「幻」ととるか、何を「幻」ととるかというところもありますがっ、、、🤭作品のおもしろいとこ😳!)
そこにいなくても、そこにいないのに、
話題をもっていってしまう人
最後だけ現れセリフなく消えていくのですが、
ライブハウスや飲食店での上演
客席の間をねり歩きの登場で、
演出のほあしさんより「香り」が残せないかなと、実は登場前にキャラクターのイメージでせっけんの香水を振りかけて登場していました🤭
遠くからふわっと香ることで、
お客様の中で、
今まで話題の中だけでしか登場してこなかった子が、輪郭を伴い、会ったことないはずなのに、点と点が線で繋がるような感じでぶわっと想像が膨らんだらいいなという思いでありました😌
香りと記憶の関係性ってほんと不思議ですよね
香りで思い出す記憶って
なんだかノスタルジックだったり、
必ずエピソードがあるような
無意識のところで自分にとって強烈だったり大事な思い出であったりするような気がします
ほあしさんの香り演出は今作以外でも結構あり
そのこだわりがだいすきなのですが、
私も、自分の気持ちだけでありますが、役作りの手助けや役をやり抜くための勇気付けに、香りに頼ることが多くなりました
生の舞台の醍醐味でもある五感すべてで楽しんでいただけますよう、これからもたくさんこだわっていきます☺️✨