役者が舞台に立つ直前 | 劇団天動虫 の 稽古場日記

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こんばんは、ちあきです〜🌷🌙

今回は舞台上の話ではないのですが、
わたしたちだけが知る
舞台に立つ直前のお話…

今回は開演の5分前から少しづつ役者が舞台上に現れる、という演出でした。
お客様のザワザワを聞きながら舞台上にいるというのもなかなかドキドキして面白いです☺️

その直前までは楽屋で待機しています。
舞台監督さんの合図がくるまで、本番を前にした役者たちが思い思いにすごす楽屋。
わたしはこの、楽屋の、本番直前の雰囲気がすきです。
その時の座組の、役者にしか味わえない、
緊張と期待と、ドキドキとワクワクが入り交じった特別な空気。




今回の座組は若い子が多いこともあり、比較的ワイワイしていました。

それもまた、今回の座組の個性で良き…💓


キーアイテムの向日葵をもって最初登場するという演出だったので、準備の整った人からこの向日葵をもつというのも何だか素敵🌻


1番登場の遅いジョニーがいつも上から見守ってくれてた😊




あるあるなのは、本番進むにつれ段々と余裕ぶってヘアメイクの開始が遅くなり、このギリギリの時間も顔面の完成に忙しなくなってくる(わたしだけか…?)



歳を重ねるごとに変わったなと思うこともあります。

昔は、この本番前の時間がとても神聖な時間に感じていて、ひとりで静かに役に集中する時間にしていました。

演じる役の内面だったり、妄想生い立ちストーリーだったりを書いたノートを必ず持っていて、本番直前の時間に読んで精神統一したりしていました。


でも、ここ数年はどちらかというと、自分自身と向き合う時間というよりは、目を外に向け、これから一緒に舞台に立つ仲間との時間と考えるように自然になっていました。

舞台に立つ直前の、最後の役者自身としてのコミュニケーションとでもいうのかな…?


どっちが良いとかもないですし、

人によってどんな過ごし方をすると舞台に集中して想いをこめられるかは違うと思いますが、

自分の劇団員としての役割だったり、

天動虫の公演が昔より多くの人に出演してもらえるようになったり、

そんなことが自分自身の小さな変化に繋がったのかな?というのを発見したのはなかなか面白かったです。