劇団員ジョニーです。
寝起きのような頭と顔ですが
これがスタンダードです。
この公演では、座組・劇団員の方々に体調の面で沢山ご迷惑をおかけしました。
稽古はじめで体調を崩したため、何をするにも他のメンバーに遅れてのスタート…
負い目に負けてはいけないと、責任があるのだからと、最初の頃はかなり気を張って稽古していたようです。
でもある日、この度のドラマターグだった劇団員・山口真奈から
「もっとまわりにドデーンと頼ってお芝居したら?」
とアドバイスされ、思いの外、一人で背負おうとしすぎていたことに気付き…
いやはやです。
お恥ずかしいです。
その言葉に後押しされ、よくよく周りを見てみたら、あらビックリ、皆がいるのでした。
まさに、「俺たちは家族だ」の台詞をそのまま受け取るような気分。
結果的に私の役は、周りの役から「もらう」役になっていきました。
だからこそ、バトンが繋がれていった最後のシーンではきちんと責務を全うしなければと、魂を使い果たす覚悟でやってみました。
体力的には他の役者の方がハードだったと思っていますが、終演後の自分の疲労困憊具合は内蔵が飛び出る勢いでした。
あれれ、何もしていないのに
そこまで飛んだり跳ねたりしてないのに
周りの役者から「愛」をもらっているだけなのに
なぜこんなに疲れるのだ?
そこは、演出・帆足知子のマジックですね。
要求されるものは、常に「魂を燃やすこと」。
真剣にやっていると、舞台の上で死ぬレベルの疲れがやってきます。
でも、それくらいの方が、お客様も観ていて面白く思っていただけるんじゃないかな…なんて。
この度も、貴重な時間をいただきありがとうございました。
綾瀬の周りにいるそれぞれの人生の「主役」達が輝いていた舞台
ジョニー(劇団天動虫)




