宝塚雪組ファントム つぶやきたいこと | 百花繚乱

百花繚乱

駆け出し東宝組。宙から花のように降る雪多めに鑑賞。

咲ちゃん、見るたびに足が長くなってる気がする。

 

従者、見るたびに1.5倍速になってる気がする。

 

フィリップの小鳥たち、見るたびにどつきあいが激しくなってる気がする。

 

バレリーナ達、可愛い

グランフェッテのところ、いつも心の中で爆竹拍手しています。

オペラ座の楽屋で、真彩ちゃんがhomeを歌うところ、クリスティーヌの真後ろで真っ白なチュチュを着た踊り子たちがバーレッスンをしていて、そこに黒尽くめのマダム・ドリーヌがたたずんでるるのがドレの絵のように美しい。

 

カルロッタがふたりいる

ショレがあーさバージョンと翔ちゃんバージョンで別人格。

あーさショレバージョンの時は、可愛くってコケティッシュなカルロッタ。

翔ちゃんバージョンのときは 、ドスの利いた毒女のカルロッタ。

特に可愛いバージョンは過去3回にないヒメさんのカルロッタで大好き。

 

翔ちゃんリシャール影までパステルカラーに見える春めいたキラキラっぷり。

 

あーさショレのひげの中には蟻さんが何匹か住んでいる。 

 

りーしゃ/モンシャルマン文化大臣

いる、いるいるこういう人と思わせる、時代にぴったりとなじんだ風貌がすばらしい。

新聞の風刺漫画に描かれちゃう閣僚。

天上と地下の間の、地上=俗の部分を担うカルロッタ、ショレ、文化大臣、警部、団員たちの生彩が素晴らしかった。

 

・たっちー(橘幸)ジャンクロード 自分達のオペラ座に自負のあるパリジャンらしい楽屋番でした。軽やかで歯切れいい台詞が気持ちよく響いた。

 

・しまもん(優美せりな) 別嬪さん。どこにいても華があってとても目をひく。

 

・にわさんとみとさんときゃびさま

オペラ座の古参陣、にわさんジャンクロード(奏乃はると)とマダム・ドリーヌ(早花まこ)、ガブリエル(梨花ますみ)が夜のための着替えをしてビストロにやってきたとき、超お洒落になってて目の保養。

みとさんのドレス、色合いが可愛くて、とっても似合ってらっしゃる。

マドモアゼルだけじゃなく、マダムがリスペクトされるパリらしい。

このビストロの華やかさも、宝塚らしくて大好き。 

 

・映像

冒頭の地下へ向かう映像などはとても美しかったが、説明的な映像は私は邪魔に感じた。

たとえばキャリエールが解任された後、エリックが未来へ絶望と不安を感じるとき、無数の歪んだ光線が投射される。

.エリックが花束を渡せなかったところでは、かなえられなかった思いの象徴のように白い花弁が砕け散る。

オープニングで、カメラが白い花にズームインして拡大するのも、結論を誘導されているようで、あまり好きではない。

演者は的確に心象風景を演じているし、観客にはそれに応じる力がちゃんとあるので、映像補足はやや過剰に感じた。

 

冬場の長丁場の公演もあと一日。

完全燃焼の千秋楽を迎えられますように。

 

 

 

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