えと文に見る各組カラー | 百花繚乱

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駆け出し東宝組。宙から花のように降る雪多めに鑑賞。

■各組

花組:→花も団子も。色気も食い気も。食レポNo1

月組:→絵文字率No1。文面からキラキラ。先生ネタは鉄板

雪組→文から漂う墨の薫り。キラリとひかる和ネタ

星組→筋肉は裏切らない。オフ日はネズミの国の住人。

宙組→ファッションとホームパーティー

 

食べ物ネタが多いのは、意外なことに、花組でした

ミーマイの時に開催されたという「Me and  my Meat」 もそうだし、たこ焼きパーティーやらなにやら、えらい食べてる。

どんな媒体のインタビューでも、息するように「肉と米」のフレーズをはさんでくる肉男(にくだん)・柚香光は、花組という環境の産物だったのか・・とひどく納得した。

あの花娘の鏡、華雅りりかちゃんの記事でさえ毎回食い物登場。

でも出てくるのがバースデーケーキ東宝売店のお勧めデザートというさすがの女子力。

 

月組はとにかく絵文字きらっきらキラキラ

ハート、スマイルマーク、汗がやたら多く、 アメブロ並みの絵文字の沼。携帯とかもキラキラデコってそう。

小見出しを月の絵文字でデコる (例:)「☽こだわり色々part2☽」、「☽アフロ!!☽」など) のが伝統だが、香咲蘭様だけなぜか黒い月。かっこいいっす。

 

雪組は皆様とても折り目正しく、毛筆で書いてそうな感じ。

数はそれほど多くはないのだが、「羽二重で笑って鬘がずれない方法」 、神社参拝話など、和ネタはやはり追従を許さない。

まなはるはるろ剣のとき、刀2本クロスしてるる絵文字使用してたし (そんな絵文字あるんや)、コマさんはバスソルトまで日本酒 (あんま関係ない)。

先生の駄目だしでも、「トナカイの役なのに、陣羽織が見える」 とか 「燕尾の振り付けなのにが見える」とか、どうしても和装の残像を拭い去れない雪組。

組換えしてきたともみんさんが 「欲しいものは欲しいだけ」 という星組イズムにのっとって 「春巻き二人前」 をオーダーして恥をかいたが、その後二人前頼む人が続出、というエピソードが好き。

雪組だって腹はすく。

 

 

星組は、やはり柚希組時代の体育会系ぶりが笑える。

ロミジュリ公演中の猛暑の大阪で 「暑い時こそ暑い食事!」 と鍋を食し、 南太平洋のすね毛濃そうな海兵隊スタイルで筋トレして歌いまわり、 焼肉を食べに行った後になぜかマッサージ大会、 礼真琴の美しい歌をBGMにしてもやっぱりやるのは筋トレ

「筋肉は裏切らない」 という言葉が頭に浮かびました。

 

紅さんは10年で2回、えと文を書いているのだが、両回とも5.7.5で詠みまくりである。

あれか、明日海さんといい、紅さんといい、さゆみさんという名の方は、5.7.5の心拍で生まれてきたのか。

小林公平先生を偲んだ句、101周年を読んだ句が美しい。

 

天国へ とわに続くよ 花の道

百周年 白き心に 一を足す 

 

 

宙組は髪型とかお衣装・小物へのコメントが多い。

銀英伝の髪の色や目玉の色のこだわり、モンテクリスト伯の髪型やら靴 (図解入り)、王妃の館の個性豊かすぎるファッションポイントなど、さすがスタイリッシュな宙組。

あと、ゆひすみが、時を超えて伝わるゆひすみでした。すみかさんのえと文のさしえ、全部ゆうひさんが描いてて、それも二人にとってもよく似たカエルでした。

 

 

■3枚写真

えと文は月1回の連載、1人3ヶ月担当するので、3枚の著者近影の写真が掲載される。

1回の撮影で3回分とっているようで、お洋服や髪型は同じで、ポーズと小物で変化をつけている人がほとんど。

バリエーションが素晴らしかったのはりりこちゃん。七夕の星を手に取り。麦わら帽子にひまわり、秋はブドウと稲穂、と季節感を取り入れながらの全然違う雰囲気。

夕霧らいさんは、3回全部ラブレターを差し出しているのだが、学ランを駆使してのバリエーションがさすが花男。

まっつさんはパラパラ漫画のごとき微細なポージングの違いのみでしれっと乗り切ってらっしゃいました。らしい。

輝城みつる君はあしたのジョーを模した3枚写真。徐々に立ち上がっていき、最終回、ついに!!

単行本で見ると、一月ごとだとわからなかった写真のつながりが見えてとても新鮮。

 

 

■フリーダムにランダムに覚え書き

天勢いづるさん  連載一回目、「ネタがない、何書けばいいのー」という「前置き」 だけで2ページ終了。すごい芸だ。

・みっちりみっちゃん   北翔さん、車間距離ゼロ、路肩いっぱい幅寄せの行間ゼロ。

・こだわりの絵文字  花組サンテの時のワインの絵文字、かけるの ニコニコマークwithグラサン(自画像??)、和海しょうちゃんの黒いハート(何故)

 

 

・誕生日ネタ  

ジェンヌさんと誕生日は切っても切り離せない。

オフでのサプライズパーティーも鉄板ネタだし、手作りでいろんなものを贈ったり贈られたりとても楽しそう。

 

宝塚では、スターさんの誕生日の公演の時、誕生日アドリブが入ることがある。

珠城さんの誕生日には、舞台上でポルトス(暁)が 「お前今日誕生日なんだろう、大人の階段上れよ」 、アラミス「お前大人の階段上りすぎなんじゃないか」のアドリブを。

ベルリン、わが愛で、まこっちゃんの誕生日、舞台上でロルフ (瀬央ゆりあ) が歌う歌は、「ハッピバースデートゥーユー」にかわっていた。

 

役名と芸名が地続きになる瞬間、舞台としては冒険だけど、世界観を壊さない範囲でのアドリブは演者と客席が一瞬だけ共犯者になるようで好き。ましてや、おめでたいことならなおさら。

 

しかし、栄えあるお誕生日大賞は、やはり、

 

咲妃みゆの誕生日に、ピンクの薔薇の花束を贈った早霧せいな

 

で決定。

 

(あえてコメントはいたしません。)

 

 

どうも、おあとがよろしいようで。

 

 

 
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