宝塚遠征 雪組るろ剣 | 百花繚乱

百花繚乱

駆け出し東宝組。宙から花のように降る雪多めに鑑賞。

ガンダーラ、ガンダーラ、夢の国。
来たよ、遠征に!!

東京でのあまりのチケ難に業を煮やし、村まで遠征を決めました。
舞台は生もの、今の、雪組の頑張りをみないでどうする!!

さて、梅田から阪急電鉄線に乗ると、女子高生たちがさえずっている。

「あんなー、六人もインフルエンザでやすみはったんやてー」
「あかんわー」

ああ・・・クラスメイトの噂の如く、日常生活に宝塚がなじんているこの様よ!!
帰り道、舞台のパンフレットをがん見していても、誰も気にしない唯一の公共機関、それが阪急宝塚線!!

朝1130に劇場に到着。
何故って??赤べこを食べるためですがな!!

劇中に、牛鍋やの「赤べこ」という店が出ている。それにちなんで、大劇場の和食レストラン「くすのき」では、「赤ペコ鍋」といいうすき焼き定食を販売中。
スカイステージ左之介こと鳳翔大さんが、宣伝でうまそーにもりもり食うものだから・・・


結果⇒大行列


私がたどり着いたときはすでに50人ぐらいならんでました。当日券の並びかと思った。

んでもっと、赤べこ鍋のお味は・・うん、普通のすき焼き!!
や、でも、全然いいです。観劇気分も盛り上がるってもので。


さて、観劇感想は次の記事に。

結論から言うと、私は牛鍋を食べたにも関わらず、幕間に猛烈に腹がすき、もりもりと唐揚げを太らげました。
そして、万全の態勢で臨んだ二幕目ですが、終了後、ふらふらになり、夕食前にハムカツサンドを平らげました。

もんのすごい、カロリーを消費する!!!!!!

いい席だったのです。
正月、初詣で、「ジェンヌさんと宝塚劇団がきらきらと今年も活躍できますように」 「それでもって、良席をあててください!!」 「3列目より前だと記憶が何もなくなるから、6列目以降のセンターブロックか、10列目あたりのセンターブロック、あ、東宝なら上手でもいいです、客席降りがなければ二階前列でも全然いいです、あと、千秋楽ならBBでも絶対絶対文句言いませんから一度だけでいいので、雪千秋楽をあててください・・・・それと、新人公演の電話が一回でもつながりますように・・・・」 

10分近く念を入れて微に入り、細に入りお祈りし、絵馬にも書きなぐった私を憐れと思召してか、ほんとうにSSブロックの神席だったのです。


一番の驚きは、蒼紫さま、写真写り悪い、ってことでしょうか。

もちろん、イケメンなんですよ。
言いたいことは、実物は、さらに破壊力がある、ってことなんです。

いちいち出てきて、ロングコートぶわさーーーーーってなびかせて走り去っていくわけですよ。
いる??そのロングコートいちいちいる???ってほど、ぶわさーーーーーって音するわけですよ??

宝塚ファンは御贔屓に目線をくらったとしても、指さしウインク食らったとしても、決して奇声はあげないようによく訓練されている
観劇で後ろにちぎさん柚カレーちゃんが座ったとしても、劇の内容がすっぽりぬけることはあっても、ぎゃー、とかきゃーとか騒ぐことは絶対に、断じて、ないのである。
そのヅカファンの間から・・・・悲鳴が・・・・・。

客席降りで、私の横を、何故か肩車された世にも恐ろしい御庭番衆(癋見(べしみ) りーしゃ、透真かずき) が走り抜けていき、呆然としている間に、後ろでつんざくような悲鳴が上がり、慌てて振り返ると、後ろ姿の蒼紫さまが、何やら両手で刀を振り回して決めポーズをとっていた・・・。


映画の伊勢谷君もかっこよすぎてたいがいにしろよって感じでしたが、月城かなとは、完っ全にそれを超えてきました。
伊勢谷さんは、生身の男としては間違いなく最高の蒼紫だったと思うのだが、月城さんは、なんといっても「男役」ですから。
究極の、架空の男ですから。その幻想感が、2.5次元の作品には完全にマッチしして、現実をしのいでしまったのでしょう。
すごいもん見ちゃった。


というわけで、色々ふらふらになった私は、道を見事に間違え、後私の師匠であるヅカ仲間さんとのご飯に遅れるという失態をやらかしただけではなく、その後店に携帯を置き忘れ、(店の人が届けてくれた)、二回もピアスを落とし(そのたび師匠が拾ってくれた)、バーではカクテルグラスを叩き割り、最後はバスの中にマフラーを置いてくるというひどさ。

覚悟していったほうがいいすよ、ほんと。