月組 舞音/golden jazz 感想 | 百花繚乱

百花繚乱

駆け出し東宝組。宙から花のように降る雪多めに鑑賞。



やりたいことが明確なショー!!!

祝祭(マルディグラ)、カーニバルの華やかさ
ラグタイム、という、若干まだもっさりして硬い感じのジャズの夜明け前の音楽、ビッグバンド時代、とも読めるな 珠城りょうさんの「僕はチェロ」
大人のジャズクラブでヒップでモダンなジャズ゛「sing sing sing」  
→ジャズのルーツ、アフリカンダンス 
ゴスペル
→再びモダンジャズ 「love come back to me」「 love for sale」

フィナーレのエトワールまでジャズ!! 
かっこよかった!

・タンバリン秒速売り切れ
今回、「参加型」ショーということで、観客用のミニ・タンバリン(600円)が発売。
ホームページでは、振り付け講座の動画までupされ、初日に秒殺で売り切れた、という噂は東まで即座に伝わってきました。



テーマソングの「Golden jazz」、ノリのいい曲。
私は「踊るあほうに見る阿呆、同じあほなら踊らにゃ損損!!」と思っている人間なので、単純に楽しかった!!
観客の方も、お着物を来た素敵な御婦人が当たり前のような顔してタンバリンを叩いていたり、恥ずかしそうに鞄から取り出すおばあさまの風情に胸キュン鍬きわまりない。
ええやないか!!

私はミニタンバリンじゃなくて、ジェンヌさんが使ってる本物のタンバリンが欲しいですーー。
月の形してて、ほんっとにかわいいの!!



・龍さん Nica's dream
うまっ!! この曲、むちゃくちゃ難しいはずです。
龍さんさらっと歌ってるけど、音は安定してるしグルーヴ感もある。すごい。

・sing sing sing
哀愁があって、ジャズの「スウイング感」そのものの名曲。
今回月組は中詰で、紫のスーツに身を固めた男役が歌いまくり踊りまくり、とにかく華やか!

珠城りょうさん クラシカルで、どっしりした風情で、とてもよかった。

・rhythm


噂のちゃぴのダンス、ほんとにすごかった。
闇夜の満月をバックに、飛ぶ飛ぶ。しなるしなる。回る回る。
月の女神か小鹿か、って感じ。

あと、千海華蘭(ちなみからん)さんの歌!!! 
海みたいに寄せてくる迫力とのびやかさ!!! 耳果報だ・・・

パジャマと見まごう衣装でも、微塵もイケメンクオリティの落ちないあーさ(朝美 絢)、いつまでたっても寝ようとしない子供に見えるありちゃん(暁千星)とパジャマを来たお父さんに見えるとしさん(宇月颯)の対比な・・・


・ゴスペル God song
リズムから、ジャズに発展していく黎明期。
前のシーンの闇夜の月から、アンモナイトのような、礼拝堂の薔薇窓のような幾何学模様の円に変わる。
そこに灯りがともり、バックが茜色に染まっていくのが、時間の変化や文明度の進化を表しているように見えた。

黒シャツに白ジャケットの組子達が、平面で数列で歌い踊るシンプルな構成がとても力強い。
God song 、いい曲!!
「私は歌いづ付ける愛の歌」
「この体に この血潮に 刻まれつながれた 命の限り 声の限り歌う 愛の歌」

「明日へのエナジー」もそうだし、命の根源に時間を超えて流れている歌、というテーマは宝塚ととても相性がいい。
メロディーもよくて、歌詞が体にすっと入ってきて、ぐっと何かがこみ上げて来そうになる。

・聖者の行進 みやかちゃの銀橋渡り
ちょっ・・・美弥さん、桃色のスーツ・・
あの・・・ピンクって、フェロモン出す色って知ってます??!
今回芝居もショーも、美弥さんの色気が尋常じゃないのに、そんなもん着たら、ほぼ全裸でパレードしてるようなもんですよ??!!
の称号どころか、もはやポラリスとかサウザンクロスとか呼ぶべきだよね?!!
ヨハネさんがせっかく黙って示してた七つの封印解かれたよね??!!

…気のせいか。。。ポラリスの指差しウインクに被爆した気がするのですが・・・
もう遠くに・・美弥さんの姿が、双眼鏡さかさまにして見ているみたいに、ちいさーーく、遠ざかって見えてですね・・・

・フィナーレ
大階段で、黒スーツ+赤のクレリックシャツ+タイ


優ひかるちゃん 顔ちっちゃ!! 端正!!
夢奈瑠音ちやん 顔ちっちゃ!! プリティー!