hyakuen bonbon -4ページ目

二階堂さんはイスから転げ落ちなかった。良かった。

京阪三条駅を降り、木屋町通りにあるアバンギルドというお店へ。JB&二階堂和美のライブを聴きに行ってきました。おしゃれな人やどちらかといえばそうでもない人でいっぱいになりつつあった薄暗い店内。首をのばして見渡すと、一番前の席を友人が確保してくれていて、すんませんすんません、と内心ペコペコ頭を下げながら着席。チケット代に含まれていたワンドリンクはチャイにしました。たぶん、カウンターで注文する時カレーのいい匂いがしていたせいです。

まずはJB。3曲目だったかなあ。カバー曲がとにかく良くって聴き入ってしまう。あの訳詞はフチガミさんがなさったのだろうか。「絶望の友」?というバンド?のなまえ?かなにかを聞いたことがあるのですが、そのことと関わりというか思い出みたいなものがありはるんやろか、とぼんやり思う。「オレンジ」や「家で」(※日本語題)など、これまでのJBのライブでも聴かせてもらった曲、そして今回初めてお聴きした曲ーとりわけ「すこしそばへ」が印象に残るー。フチガミさんの繊細さとbikkeさんのひたむきさ、絶妙のブレンドなんですね。温かくて湯気がふわっと空中に溶けてゆくようなJBの音楽は、1日のなかでなら夕方の匂いやなあ、と思います。

そして二階堂さん。うーん、これまで聴いたライブん中では、いちばんしょっぱなから声が出ていらしたかも。すごかった。前半は旧作からの曲が多かったのですが、先日発売された新譜同様、とてもすなおに聴けました。うにゃうにゃどこに着地するのかわからない二階堂さんも大好きだけど、こんな風に直球な彼女もものすごく魅力的。(chamkyさんへ私信。「ラバーズロック」「日向月」してくれましたよー。ふふーん♪) 「楽器みたいな声やなあ」と夫がよく言うのだけど、たしかに二階堂さんのぐーんと伸びる声というか波長に、聴き手のわたしの体はうわあ~んと共鳴する装置のようになります。「つるべおとし」かわいかった。カバー集聴きたいな。

バチコンバチコン手を叩くも両者の共演はなかったけど、あっても終電タイムが迫っている私たちは観てられへんから、なくて良かったぜ。と非常に心の狭い事を思いつつ帰路に。駅までのほんの数分、町はまだまだにぎやかで、ラーメンをゆがくお湯の匂いが刺激的でした。JR山科駅から快速に乗り1時間ちょっと。ほとんど眠って過ごす。降車してからは眠気と空腹でフラフラ。カメ以下の歩行速度で帰宅しました。ああ、アバンギルドのカレーは食べ損なった。

本日はお日柄も良く

きのう、相方の大学時代からの親友くんがめでたくご結婚なさった。

相方は、挙式、披露宴ともに列席させていただいた。披露宴ではスピーチもさせていただくことになっていたため、二日ほど前から「ううう、緊張する」「ううう、きもちわるい」を連発。あんなにはっきり「ううう」と呻く人を、わたしはほかに知らない。

かくいう当方はお式前日、相方が着てゆくよそゆきスーツに風を通そうと押し入れから出して来たものの、げげげ、たたみじわが腕に背中にひざにひぃっ、という始末。わたわたわたとアイロンを準備し、タオル片手に真剣勝負。大汗をかく。しかしあれですね、スーツは肩と腕の部分がスキッとしつつふっくら仕上がるかどうかで、ニーキュッパがサンキュッパになります。逆もまたしかり。

披露宴の後、二次会からはわたしも参加させていただいた。花嫁さんはやっぱりかがやくばかりの笑顔で、お祝いの席というのはいつだってそれぞれに楽しくしあわせな気分になる。また来月あたり、だれか結婚すればいいのに。

相方は、緊張のきわみとなれど、無事スピーチをやり遂げたようだ。新郎くんはとても喜んでくれていたし、同席していた他の友人たちも「良かったよ」と言ってくれた。二次会は終始気取らずアットホームな雰囲気。新婚さんふたりの人柄、周囲の人たちの人柄。そうしたことを感じました。

そして、家に帰り、ぱたんと布団に寝転がったわたしは、あたたかな気持ちをからだにふわふわのっけて、あっという間に眠りました。

---

で。本日は晴天なり。大型台風いまいずこ。

オムライスパーティー

昨夜、夫の友人I君がオムライスを作りにやって来てくれた。夫ともうひとりの友人K君は、I君に命じられてサラダの水切りや鍋で湯を沸かすなどの下働き担当だ。
初めて立つわが家の台所だというのにテキパキ手際のいいI君。どんどんいい匂いがしてきて、わたしはすっかり幸福な気持ちになった。
一方、借りて来た猫を蹴散らすレベルで所在なげだった夫とK君は、料理の途中、というかかなり早い段階で、お酒を飲み始めた。あきらかにほっとした顔。人はそれぞれに得手不得手があり、それぞれの役割がある。また、他人の邪魔をしないというのも立派な美徳である。
そうこうしていると、目の前には3つのオムライス。それぞれにプレーンオムレツ、ポーチドエッグ入りオムレツ、バジルとチーズ入りオムレツがのっかっていた。わたしはジャンケンに勝ち、バジルとチーズのを選ぶ。I君がハインツのデミグラスとケチャップでぱぱっと作ったソースをかけていただいた。
とても美味しかった。


追記。オムライスを食べ終わる頃、夫の友人H君が缶ビール、ヘネシー、IWハーパー持参で登場。H君の話す声はとてもいい。K君とわたしはデザートは別腹という点で以前意見の一致を見ていたので(そして今回H君もそれに同意してくれた)、共に赤梨とピオーネをつまんだ。赤梨は味がなかった。


またこういうのあるといいなあ。

「NWのブタめしって有名なんだよ、あはは」とおっさん電通社員は言った。

夕立のような朝の雨だった。じき上がるだろうな、と窓の向こうを一瞥し、朝食の用意をする。パンがいい色になる頃は、雨脚はうんとゆるやかだった。早朝練習の野球少年の声が元気さを取り戻している。

二階堂和美『二階堂和美のアルバム』、ラブジョイ『かえがえのないひととき』、JB『ルリパキダンス』、さかな『Sunday Clothes』。4つのアルバムを順繰りに流し続ける。わたしの知っているほんのわずかな音楽のなかに、この4つがあることの幸せ。ミラクルだ。

栃折久美子『モロッコ革の本』を読み始める。冒頭はこう。

 まったくいまいましいあの飛行機のせいで、私はひどく疲れたままブリュッセルに着いた。

好きになるだろうなあ、この本。いまいましい飛行機といえば、わたしは約10年前のノースウエストだ。あのおそろしくまずい機内食! と、思い出さなくていいことを思い出しもしましたが。

栃折 久美子
モロッコ革の本

表紙写真出ませんね。筑摩文庫で装丁は平野甲賀です。

即物的幸福の具体的実感についての覚え書き

・夫がピカピカキュキュキュに磨き上げたお風呂にゆっくり浸かった。
・夫が作ったネギギョウザの晩飯。ご飯はたきたての新米。
・掃除器をかけたたたみにゴロンとなって『るきさん』を再読。
・むっくり起きて「塊魂」。巻き込んで巻き込んで~。
・再びゴロン。小腹が空いたら、買い置きしてある栗あんパンを食べようと思っている。

昨日から本日ただいまにかけ、わたしは大変幸せです。ごろごろごろごろ~~~~ん。(←部屋の向こう側へ転がってゆく音)


高野 文子
るきさん

※本書の解説は氷室冴子さんがなすってますが、その中で触れられている表紙は単行本の方のこと。私が持っている(なぜか2冊)のは、上記ちくま文庫のものなのでした。と、さりげなく単行本も欲しいなーとの旨アピールしておこう。





夏休みもあと少し

某日
高校、大学時代の友人Iと夕食。店へ向かう途中、Iのケータイに着信あり。生徒が2週間前に家出して帰宅していない、との旨の連絡。Iは中学校の教諭をしている。電話を折り畳んでハンドバッグに戻しながら「家におったら安心ってわけでもないねんけどな」と話した相手は、隣を歩く私ではなくて、これまでの彼女自身の経験へ、だったように思う。店では、濃いジントニックにむせながらIの電撃婚約話を祝福。が、心中はミスジ肉のステーキの旨さにより集中。私のケータイは料金不払いで停止中だ。

某日
ビデオ鑑賞。鑑賞作品は「オールザッツ漫才」1996年放送。プリン姫のシュールで平坦なしゃべりネタに爆笑。なぜ売れなかったのかプリン姫。(当時は売れてたんでしょうか?) いまやすっかり人気の次長・課長が若い。ていうか井上君のさらさら長髪姿に目を見張る。と、10年前のお笑い番組をすっかり堪能する。途中、CMが入らないことと同じ漫才グループが出てくることに気付き、隣の夫に問うと、「俺が好きなネタだけ編集してる」。へんしゅう、、、。

某日
ケータイ料金支払い。

今夜
雨、まもなく雷。地響きがしたさっきのは、きっと近くに落ちた。日記を書く気になる。コメントにもお返事しよう。しかしアメーバの重いことよ。温泉に行きたい。

かんかん、かんかん

石田 千
踏切趣味


わたしは平城宮跡を横切り電車が走る風景が好きだな。ということを考える。木簡は大事な文化財と思う。朱雀門の価値はわからない。

ふみきりのまんなか、線路の向こうゆらゆら、3秒、5秒、何を待っていただろう。

子宮で考える女になりたくないのだ。

長嶋 有
泣かない女はいない

長嶋さんは男性。長嶋さんの描く女性は好き。乾いたあきらめのようなものと、潔いとさえ思える愚直さ。女が描く女性はあまり好きじゃないことが多い。気付かぬくらいの底意地の悪さを透かし見せられて、自分自身にうんざりするからだろうか。

表紙カバー裏の短いおとぎ話、わたしはハッピーエンドだったと思うな。

LOVE、LOVERS ROCK

二階堂和美さんの新譜は本日リリース。




涼しい日があったら大阪に買いに行きたい(いつになるの、、、)。いわゆるささやかな支持表明。お店で買うってそういう意味もあるのだなあと最近気付いた。タイトルは『二階堂和美のアルバム』。えええそうなの? 仮じゃなくて?

まあねタイトルなんてほんとうはどうでもいいのやも。だって二階堂さんの歌、大好きなのに(たぶんいま一番くらいに)、ぜんぜん覚えられないもんな、歌詞、ていうか曲名すら。前頭葉の問題?。ああでももしかしたらそれは、理屈関係なしに、単純に聴いているだけでもう満足できる音楽だからじゃないかしら。と、言い訳しつつ。

二階堂さんの音源、下記で聴くことができます。
http://www.spaceshowertv.com/DAX/nikaidokazumisp.html

ドーナツ、ルマンド、ムギチョコ

山川 直人
コーヒーもう一杯(1)

今度、六曜社に行ったら、きっと忘れずマッチ箱をもらおう。読み終えて、表紙を眺めながら思ったこと。

スーパーマーケットでルマンドを買うか買うまいか葛藤中、棚の向こう側通路から少年の元気な声。「かめだ、めちゃかっこわるいよなあ」「あんなん負けやもんなあ」「せや。おれ、コレするわ」「それ、うまいん?」「しらん」「なんで買うねん」「ええねんええねん」。子どもの頃、夏休みがあんなに長かったのは、1日1時間1分の密度が濃かったせいなんかなあ、と思う。ルマンドは買い損なう。

昨日読んだ長嶋有さんのコラムが抱腹絶倒だったので、その勢いを借り読書。「サイドカーに犬」、一気読みでした。表題作はまた明日。

長嶋 有
猛スピードで母は