こんにちは。今年も箱根駅伝が終わってしまいました。物凄く楽しみにしていた分、終わってしまうと寂しい気持ちにもなります。
今回からこのブログではしばらく箱根駅伝について振り返っていきたいと考えております。第一弾となる今回は題して「勝手に箱根駅伝大賞2019」です。いろんな賞を勝手に設定して勝手に表彰する、そんな企画です。あくまで当方の独断と偏見に基づきますのでご理解のうえ、読んでいただければと思います。
【MVP】
西田壮志(東海大) 5区2位
最も東海大の優勝に貢献した選手は西田だと考えています。襷を受け取ったときには先頭の東洋大と2分48秒差。いくら復路に強力な選手が残る東海大とはいえ、これだけのタイム差を追いかけるのは難しくなると考えられていました。しかし、西田が最初から最後まで飛ばし続けて1分半以上も差を縮めてくれました。この快走のおかげで東洋大とのマッチレースに、しかも1区間で追いつける範囲内に持ってくることができました。
【リベンジ賞】
山下一貴(駒澤大) 2区9位
前回も同じ2区を走りましたが、8人に抜かれる区間13位と思うように走れず、チームのシード落ちの一因となってしまいました。しかし、この一年で山下は立派に成長していました。襷を受け取る際にミスがあり、10秒ほどロスがあったにも関わらず、終始冷静に走り続けて出入りの激しい区間で順位をキープ。先頭の見える位置で襷を渡すという自分の役割を見事に勤め上げました。
【新人賞】
遠藤大地(帝京大) 3区3位
全日本大学駅伝での好走やその後の記録会での好タイムから、箱根駅伝でも活躍が期待されていましたが、想像を軽く超えてきました。スタートからフルスロットルで飛ばしたスピードは最後まで衰えず、なんと馬場(拓殖大)や橋本(順天堂大)といった実力者を含む8人抜き。自分が世代ナンバーワンの選手であると強烈にアピールする快走でした。
【本当にブレイク賞】
小松陽平(東海大) 8区区間賞
以前、「ブレイク前夜の若武者たち前編&後編」で紹介した選手のなかで、今回の箱根駅伝で最もブレイクした選手に贈る賞です。
小松は元々エース級のスピードがありましたが、それを勝負に使えるほどのスタミナを持っておらず、メンバーには入ることができていませんでした。しかし、この一年でじっくりスタミナをつけ、8区でメンバー入りを果たすとそこは先頭と秒差で襷を受けるという超勝負どころに。東洋大の鈴木の背後にピタリとくっつき続け、相手が苦しくなったところでスパートが炸裂。この区間で奪った51秒のリードが優勝の決め手となりました。なお、この走りは8区の古田(山梨学院大)の持つ最古の区間記録を更新するほど歴史的な快走でした。
【4年目の復活賞】
加藤拓海(日大) 7区10位
期待されて入学しながらも順風満帆にはいかず、最後の最後にやっと箱根駅伝の舞台に立てた選手を見ると心に来るものがあります。この賞はそんな選手の中で最も輝いた選手に贈る賞です。加藤は1年次に箱根予選、全日本大学駅伝で活躍し、将来は日大のエースにと期待されていました。しかし、それからは常に故障と戦うことに。それでも最後の箱根には間に合わせ、4年越しのデビューを飾ります。加藤は7区でシード権を目指す大集団の中で力を溜め、終盤には鮮やかにスパート、順位を3つ上げると共にシードラインにぐっと近づく激走でした。ここまで紆余曲折ありましたが、最後に加藤の雄姿が見られてよかったです。
【監督賞】
前田康弘(國學院大)
國學院大は今回の箱根駅伝の中で最も思い切ったオーダーを組んできました。チャレンジングチームは序盤にエースを投入して流れを掴みに行くのが定石となっていますが、前田監督はエースの浦野を最も稼げる可能性のある5区に起用し、また、大きく出遅れたら終戦してしまう1区にはルーキーの藤木を起用する賭けに出ました。
しかし、結果的にはこれが大成功することに。
1区藤木が格上相手にも怯まず攻めて10位と素晴らしいスタートを切ると、2区土方も区間7位と実力を遺憾なく発揮、その後も上手く流れて5区浦野に6位と絶好の位置で襷を渡せました。そしてその浦野も当たり前のように区間賞を獲得、往路3位の快進撃となりました。
このように巧みな区間配置で選手の力を引き出す前田監督の采配には恐れ入りました。
【皆勤賞】
■小野田勇次(青山学院大)
1年:6区2位
2年:6区2位
3年:6区区間賞
4年:6区区間賞(区間新)
■山本修二(東洋大)
1年:8区9位
2年:2区11位
3年:3区区間賞
4年:2区4位
■小笹椋(東洋大)
1年:4区6位
2年:7区7位
3年:10区区間賞
4年:7区3位
■畔上和弥(帝京大)
1年:3区11位
2年:4区7位
3年:2区11位
4年:2区14位
■坂東悠汰(法政大)
1年:4区15位
2年:1区9位
3年:2区14位
4年:2区12位
■土井大輔(法政大)
1年:8区18位
2年:4区9位
3年:1区19位
4年:7区5位
■塩尻和也(順天堂大)
1年:2区5位
2年:2区5位
3年:2区10位
4年:2区2位
■ワークナー・デレセ(拓殖大)
1年:2区11位
2年:2区2位
3年:2区5位
4年:2区6位
■馬場祐輔(拓殖大)
1年:5区15位
2年:6区7位
3年:1区13位
4年:3区8位
■戸部凌佑(拓殖大)
1年:7区15位
2年:5区11位
3年:5区11位
4年:5区6位
■樋口陸(中央学院大)
1年:6区3位
2年:6区5位
3年:6区6位
4年:6区12位
■室伏穂高(日体大)
1年:5区17位
2年:9区14位
3年:9区6位
4年:5区11位
■山藤篤司(神奈川大)
1年:3区12位
2年:1区5位
3年:1区6位
4年:1区15位
今年の4年生の箱根駅伝皆勤賞は13名でした。この世代は4年連続で同じ区間を走った選手が4名(2区:塩尻、デレセ 6区:小野田、樋口)とスペシャリストが多い代でした。また、塩尻とデレセは2勝2敗、互いに交わす場面があるなど好敵手でしたね。ちなみに拓殖大は3名が皆勤賞。なかなかシードに届かない時期から最後は連続シードと4年間チームの成長を支え続けてくれました。
これで勝手に箱根駅伝大賞2019は終わりにします。「ほかにもこんな賞があったらいいな」っていう意見がある方、ぜひ教えてください。次回からの参考にさせていただきます。
次回からは1校ずつ箱根駅伝での戦略と実際のレースの展開について振り返っていきたいと思います。22校全てやりますので長丁場になりますが、また読んでいただけると嬉しいです。
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