非力 | A-side

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Always aside you

「人間たちって」

小さな王子さまが言った。

「特急電車に乗ってるのに、何を探してるかもうわからないんだね。だからせかせか動いたり、同じところをぐるぐるまわったり…」

そしてつぶやいた。

「そんなこと、しなくていいのにね…」



こんばんは


今朝は、通勤途中で大きな地震に遭いました


JR大阪駅の改札から出た途端に、
目の前が揺らぐほどの大きな縦揺れ

地震速報なんて全く間に合ってませんでした


でも おかしな話で
震度6という…
あんな大きな直下型地震を経験してもなお
人々はまたすぐにせかせかと動き始めるんですよ

電車の乗り換えのために
行くべき場所に向かうために

私もいつものように
阪急電車に向かったけれど
当然のように電車は動かなくて
足止めをくらいました


今日は患者さんのリハビリはお休みにするので
自宅で安全に待機するように
職場からそう連絡があった後も、
交通機関が麻痺していたので
大阪駅で数時間を過ごしました 


駅の中に人はたくさんいるのにもかかわらず、
とても孤独な気持ちでした


梅田の商業施設は今日はほとんどが閉店していて
そんな中でも開いている本屋さんがあったので
そう言えば… と、星の王子さまの新訳を手に取りました

小さい時に読んだことはあったけれど
あの頃の私には内容が理解しきれなくて

運転の再開を待っているまでの間に
読み直しました


大人になってから読み返すと
こんなにも胸に響くお話だったんですね…


冒頭に挙げさせてもらった部分は
特に 今日の私の胸に響きました


あんな地震があってもなお
みんな何ごともなかったように
目的の駅に向かってせかせかと歩いて…
でもそこで足止めを食らって
何にも出来ない非力な大人たち


まさに今の私達のことだと、
あの部分を読んだ時 恥ずかしく思いました



今日はとりあえずリハビリはお休みになりましたが
職場が大阪の北部にあるので、
明日以降も心配ですね…

テレビで繰り返し流れてくる生活情報を見ていると、
患者さん達が住んでおられる地域も上がってくるので…
ご不便がないことを祈るばかりです



今日は18日

帰りにお花を買って帰ろうと思っていたけれど、
この地震の騒動で
そんな余裕がありませんでした

最低ですよね…


ジョン ごめんね
明日は買って帰るからね


半年、
という時間に何の意味があるのかなんて
もう分からないけれど

これからも同じように
ジョンのことを想い続けます

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星の王子さまを読み返して…
夜空を仰ぎ見ることが
これからもっと増えそうな気がする



最後になりましたが、
今日心配してくださった方々ありがとうございました


こんな時、
言葉をかけて頂けることの安心感…
そのありがたさを改めて感じました


今日大変だった皆さんが
今夜少しでもゆっくり休めますように


おやすみなさい