9.11 | いつもお世話になっております。

いつもお世話になっております。

パーキンソンの夫との日常、あれこれ。

アメリカ同時多発テロ。

 

双子ビルに旅客機が突っ込んだニュースを、

テレビのニュースの緊急速報で見た。

 

一つ目ののっぽな双子ビルに飛行機が突っ込んでる映像を見て

高校からの親友に電話して、

「なあ、なんか、ニュースでな 双子ビルに飛行機突っ込んでんねん・・・

映画かなんかなんやろか???」って話してるうちに、もう一方の片割れのビルにもぐんぐんと飛行機が突っ込んでいった。

 

王様は、海外出張中で。

わたしはのんびりと家でテレビ見てた。

 

私らの世代までは、アメリカはやっぱり憧れ多い国で。

バブルの時にGNP抜いたって言っても、映画、演劇、経済、

いろいろが世界一だと信じて疑わなかった。

 

アメリカンドリームはまだあると信じてたし、

どこよりも強い国だと思ってた。

高慢でもあるけど、We are the world.のレコードの売り上げで

アフリカの飢餓に苦しむ子たちを助けようと立ち上がるような。

 

それが打ち砕かれた気がした。

 

あの時のニュースで、強烈なのは、突っ込んでいく飛行機、

倒れていく巨大ビル、すごい煙、多分その向こうにはジェット燃料が引火して引き起こされた恐ろしい火災、逃げる人、煙と火災のほうへ救助のために向かっていく消防の男性たち。

ビルの鉄骨を溶かすほどの灼熱の火災なのに。

 

悲惨なニュースを映すテレビと、窓の向こうにお台場の観覧車のネオンがクルクル見えてて。

 

王様がいるのがアメリカじゃなくてよかったと思った。

自分らが平和の中でのほほんと生きれてることとか。

 

でも、旅客機を爆弾として使ったこの方法はどこでも可能で、

それから数年は王様の海外出張ごとに心配になったな。

 

先日もチュニジアでひどい地震があり。

ウクライナはまだまだ戦闘が終わらないし。

中国は台湾を蹂躙したくて仕方なさそうだし。

 

もう二度と、世界は優しくなれないのかなぁ。