「最強の野菜スープ」前田浩先生

「最強の野菜スープ 活用レシピ」前田浩先生

 

じっくり30分煮込んだ野菜スープが最強!

 

図書館で本を読んだり、借りたりすることも多いのですが、

こちらについては内容に惹かれて2冊も買ってしまいました。

 

野菜スープの作り方

準備するのは、野菜4〜6種類(合わせて300g程度)、水900mlのみ。

野菜を一口大に切って、鍋に野菜と水を入れて火にかける。沸騰する直前に弱火にして、そこから30分煮込んで完成。

そのままでもいいし、ポタージュにしてもよい。

味付は基本なし。するなら、醤油、黒胡椒、味噌、カレー粉、岩塩。

 

本業が抗がん剤を作っている先生が紹介されている内容だから、納得できやすい!

 

なぜ野菜スープかというと、がんの発生には活性酸素が関わっていて、その毒消しには野菜が一番とのこと。

抗酸化物質の宝庫である野菜をとにかくたっぷり食べる。

サラダよりスープがいいのは、加熱で細胞壁を壊し、野菜のファイトケミカル成分をスープに溶け出して摂取、体に吸収するためとのこと。

 

しかも、冷蔵庫に余っている野菜で良いと書かれている。

調理時間はかかるけど、作業時間は短いし、継続しやすい。

どっちにしろスープはいつも準備している。めちゃくちゃ実践しやすい。

 

私の場合、野菜をカットして、煮込み始めたら、他の料理をするか、もしくはヨガをやって時間調整をしている。

 

この本に出会ったとき、農薬や化学調味料、肉、動物性食品をなるべく摂らないほうがいいのではないか、他の本から感じていた時期だっただけに、野菜を摂るというのはシンプルで、自分の中に入ってきやすかった。

 

読んでいると先生は野菜スープは食べるけど、その他のことは気にしすぎていない感じの、私にとって適度なゆるさも素敵だと感じた。

あれこれ情報に悩んでいる私にとって、シンプルな情報は心にしみた。

 

がんの予防にも、抑えることにも、治療の副作用の軽減にも役立つ野菜スープ。

万病のもととなる活性酸素の毒消しができる。

1日に1〜2食でいいとのこと、毎日のどこかで、これからも続けます。

 

野菜を加熱することの効果

・生体内において野菜の有効成分の利用が可能になる

・消化酵素の阻害成分などの不活性化

・加熱による溶解・溶出で効果が高まる

・食物繊維が溶けて免疫力アップと腸内細菌の改善

・肝炎ウイルスやO-157、ピロリ菌の殺菌

・有害成分の除去