学徒動員の目的は、敗色濃厚の中、少しでも講和条件を良くするために、大本営が打ち出した士気高揚でした。
しかし講和条件を良くするというのはそれだけ抵抗しなければなりません。ところが物量に勝り、フロンティア精神で大西部を制覇したアメリカ人に対してそのような手法をもくろむのは実に愚かな選択でした。
学徒壮行会で先頭を歩いたのは東大文系学生たちでした。戦前の東大生ですから、実にしっかりした学生で頭脳も優秀でしたが、お国を守るためにということで決して生きては帰らない決意をしたのです。上官は負傷兵に、「自決するか、戦死するか」を選ばせました。相手に突貫する兵士は銃など持たされず、十件と手りゅう弾だけしか装備していませんでした。そしてその兵士はバンザイ攻撃をして全滅したのです。優秀な彼らが、国を守るために、大本営の指示に従って亡くなりました。靖国参拝に関しては「戦死者の犠牲があったからこそ、今の日本の繁栄がある」と言いますが、実情は戦後の繁栄をゆだねるべき多くの学徒が戦うことすらなく命を散ったのです。せめて効率と武器を伴って、戦うことすらできなかったのです。
アメリカのザパシフィックというドラマでは太平洋戦争で南方各地での日米戦争を描いています。その中でアメリカ兵は「なぜ彼らは武器もないのに突撃するのか、国に帰りたくないのか」とつぶやきます。そしてひたすら突撃する日本兵が何か非常に愚かな人間として描いていますが、いやいや日本人の教育水準は当時から非常に高かったのです。それを愚かなように見せたのが大本営の方針でした。
ものみの塔日本支部代表者の乳井健司は東大理科系卒です。優秀な頭脳の持ち主です。しかし統治体の指示に従い、まるで愚か者の縮図のようにすぐばれるうそを広報が発表することを許しました。まるでバンザイ攻撃をしているようなものです。「統治体!バンザーイ」かのように。彼はある意味犠牲者なのです。日本の科学の進歩のために、多額の国税がつぎ込まれた大学生の行き着く先は、愚かなカルト宗教でうそを吐くために日夜努力する哀れな姿なのです。社会的責任など全く考えていません。
しかし悲劇的な学徒とはいえ、それでも特攻隊員はアメリカ艦船を撃沈し、多くの犠牲者をアメリカに与えました。また沖縄戦の日本軍の抵抗がすさまじいものだったので、本土での地上戦をためらい原爆を落としたのです。
同様に乳井健司や一橋大卒などのほかの支部委員は、大ウソを吐いて多くのエホバの証人の心を痛めつけました。それはかえって現場にいる末端信者が、野外で反論を受けることにつながる罪作りな行為です。
犠牲者であると同時に加害者でもあるのです。統治体崇拝は日本支部支部委員のみならず日本のエホバの証人全てを愚かものに見せる、実に忌むべき行為なのです。
実際はエホバの証人2世などは結構学校の成績が良い人もいます。しかし彼らを「統治体バンザイ奉仕」に駆り立てる組織のせいで、思考力のない人間であるかのように世間には映るようにします。すべての悪の根源はスティーブンレットのような人間がいる統治体を崇拝しているからなのです。
統治体バンザイ崇拝の日本支部の姿↓
愚かに見えますね。