支部委員の経歴が十分わからないのですが、仮にもしその中に宗教2世がいるとしたら、親の恥であることは少し前に書きました。
2022年5月23日に放送されたNHK「映像の世紀・スターリンとプーチン」。この中ではスターリンの独裁主義によるソ連の悲哀が描かれていました。
レーニンの跡を継いだスターリンはその生涯においてヒトラー以上の犠牲者を国内外にもたらしました。中でもウクライナ人根絶を理想としたホロモドールはウクライナに大飢饉をもたらし推定400~1000万人の死者を出したのです。これはナチスのユダヤ人ホロコーストをも上回る数字です。「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」で映画化もされました。
スターリンは自分を暗殺しようとしている人間がいつどこにいるかわからないということで猜疑心に襲われ、少しでも自分に意見するものは「人民の敵」だとみなし、やがて「大粛清」を行いました。この粛清のせいでソ連の士官のほとんどは死刑に処され、若い指導者しか残らず、独ソ戦開始時はナチスドイツに壊滅的敗北を重ねました。
スターリンの政治運営の内実を知った妻のナジェージダは、夫に対して激しく抗議し、抗議のピストル自殺をしました。ナジェージダの人間としての良心は、夫の行為を恥だとみなしたのでしょう。
ものみの塔日本支部はどうでしょうか。統治体はそうでしょうか。
スティーブンレットの醜い講演は、多くのたとえを含みますが、彼が「たとえで説明しましょう」という言う例えは、まさに自分たちに意見するものを「人民の敵」だといわんばかりに信者の敵意を煽ります。これは極めて危険な考えですね。
その影響をもろにかぶり、ちょうどスターリンの手足となって虐殺行為を実行した人たちと同じように、日本支部は背教者狩りという「霊的ジェノサイド」をしています。裁きを下すのはエホバのはずなのに、自分たちが下しているのです。
エホバの証人は排斥者には一切の霊的食物を与えないということを明言しています。これはスターリンのホロモドールと同じ精神態度なのです。(もちろんそのような食物などいらないという人も多いでしょうけど、少なくとも組織のそいう言う取り決めそのものがスターリンと同じ態度なのです。)霊的に飢え死にさせようとしているのですからね。キリストは1世紀当時のユダヤ人社会で見捨てられた人たちのところに自ら向かい「病んでいる人にこそ医者は必要だ」と言われましたが、エホバの証人社会は見捨てるのです。
そういう支部委員の妻たちは、いったいどのように感じているのでしょうか。エホバの証人の社会はとにかく「妻は夫に意見してはならない」という考え方が蔓延しています。しかし現実に大噓を常習的につき続け、各会衆にはかん口令を下し、また証拠隠滅とも思える通達などをしている夫の姿を見て、恥だとは思わないのでしょうか。ナジェージダのように自殺をしろとは言いませんが、妻としてできることはないのでしょうか。それともそういう夫の権威の元で周囲に大きな顔ができるのを喜んでいるのでしょうか。
支部委員5人組は全エホバの証人にとっても恥です。彼らが嘘を吐いたので、野外においてもそのような指摘に対して、口ごもらざるを得ない状況に追い込んだからです。
そして彼らはエホバの恥でもあり、エホバの汚点でもあるのです。