岸田首相の選挙遊説で、その警備・警護が難しいことだという論客が多いですね。直接市民と接触できないと集票できないということです。
実際に見て、聞いて、触れることが大事だとか。
つくづくそう言う選挙民が日本人の大半であることに日本人の民度の低さが出ていると思います。
直接見て、聞いて、握手することにいったいどんな意味があるのでしょうか。もはやそれは政治家のアイドル化です
そういうことを大事だとみなすがゆえに、自治体の首長が地区のお祭りや行事などに顔を出さないといけなくなるのです。
かつて橋下徹が大阪市長になったときに、前市長の平松のような行事参加の多さに驚き、それだと公務に差し支えるということでことごとく出席を拒否しました。そんなのは電報で十分なのです。大相撲で内閣総理大臣杯の授与の時は代読します。あれでいいのです。
こういった地域とのつながりを大事にするということがあるので、内輪を配ったりするだけで大騒ぎするのです。政策と関係のないところで問題視されるのです。また選挙カーのやかましい連呼もその延長線上にあるのです。
どの政治家に投票するかは政治演説を聴いたり、選挙公報を見たり、NHKの選挙演説を見たり、党の綱領を読んだりすればそれで十分です。ところがそういうことに関心がなく、握手をしてくれた政治家に投票するというのは本当に民度が低いと言わざるをえません。
試食会など不必要です。握手会もいりません。警護する警察の苦労も考えてほしいですね。ウクライナに行くときにあれだけ警戒したのに、市民との距離のない握手会に警戒心がないのはどう見ても矛盾しています。