乳井健司の信仰は、勿論2世ですので母親の影響を受けたものでしょう。そして大学進学は父親の影響を受けたということです。
ものみの塔組織は法律関係や建築などの有資格者を重用します。なんでも法学部出身者はベテルで囲い込み、見込みのあるものには数百万をかけて司法試験に受かるために、育てるらしいです。
その様に育てられた弁護士がベテルのお抱え弁護士になるようですが、すでに多額の寄付が彼らに用いられるところから言って、彼らに選民意識が芽生えるのは必然です。平信徒を見下す傾向があるのはそういうところもあるのでしょう。
さてそうであるならば、乳井は東大理学部のような難関大学ではなく、地方大学の法学部に進むか、あるいは理系ならば工学部・建築科などに進めば、やがて組織で用いられることも念頭に置いた進学になります。
また宣教者になりたければ、東京外国語大学などの外国語学部を選ばなかったのでしょうか。
しかしなぜ理学部化学科」なのでしょうか。ここに乳井の生き方に首尾一貫性を感じないのです。人生を見据えた進路を取っていません。ただ「東大」という肩書が欲しかったとしか思えないのです。宣教者、ネパール支部の調整者、ギレアデ宣教学校、そして日本支部調整者。この経歴の一体どこに「理学部化学科」の勉強が役に立ったのでしょうか。実際実に無駄な4年間を過ごしたことになります。
そして支部の調整者になった今は、おそらく統治体の影響を受け、「いい人」がいつの間にかそうでなくなっています。「健ちゃん」の親友は、乳井を褒めていましたが、その乳井が今や組織防衛のために過去に傷付いた2世を踏みにじり、組織に疑問を持った人を背教者として忌避扱いするようになっています。
ものみの塔組織における「出世コース」に乗っかり、「善を行う『いい人』が、その気持ちよさを重ねていくうちにいつの間にか悪を行うようになる」コースを歩んでいます。その罠にはまるのも、常にだれかの影響によって生きてきた結果でしょう。
エホバはどこに行ったのでしょう。「エホバが見ていますよ。」という言葉はものみの塔広報に向けられるべき言葉です。