選民思想の塊で、自己顕示欲と承認欲求が極端に強い人間が魑魅魍魎のごとく集結している海老名ベテル。そこは特権乞食のなれの果てが集まっている場所です。
誠実さを求めてきた人生ではなく、自ら進んで「奴隷級」つまり統治体の奴隷になるために仲間の信者を踏み台にしてのし上がってきた人生です。クリスチャンとして、まともな良心を持っていればベテルの様な偶像神殿からはいち早く抜け出したいと思うでしょう。
そういう場所にいる人間は、自分より上の立場にいる人間の失敗をひたすら願っているものです。
日本支部広報は完全な嘘回答でヘタを打ちました。さて前にも書きましたが、乳井健司はそれまでいた支部委員たちの頭を超えて調整者つまり支部の代表に「大出世」しました。これは本当に驚きでした。
かつて日本の首相候補に三角大福中と呼ばれた時期がありました。三木、田中角栄、大平、福田、中曽根の5人の一文字をもじったものです。間に鈴木善幸が入りましたが、この5人はほとんど持ち回りみたいな形で首相になりました。
ですから日本支部でも「次は俺の番だ」と、信者の寄付でスーツを新調した支部委員がいたとしても不思議ではありません。というのも一般論ではだいたい権力志向の集団ではいつでもトップの椅子を虎視眈々と狙って、手ぐすねを引いているものがいるからです。その時々のトップのポストを狙っている人間たちは一見仲が良さげに見えてもライバル意識が渦巻いています。
乳井健司が調整者になったことで、「次は俺の番だ」と心ひそかに思っていた人間の失望は計り知れないものでしょう。乳井はギレアデ出身ということで統治体の意向が働いたことは確実です。乳井は統治体という光背を得て、その座に就きましたが、快く思っていない人間もいることでしょう。それが権力世界なのです。強固なヒエラルキー世界は必ずそうなのです。彼らが「エホバの御意志」など尊重しているはずはないのです。尊重していればもっとまともな指導ができたはずだからです。
広報の嘘回答とそれに対する大反発を見た古参幹部の中には「ほれ見ろ、青二才にはまだまだ調整者など出来っこない。」と思っている人間もいるでしょうが、しかし古参幹部は体罰大奨励時代にそれを黙認していたが故に、自分達も脛に傷を持つ身なので自分が矢面に出ることはしたくないでしょう。何しろ神権的戦術とやらを駆使している保身の権化だからです。「誉め言葉大好き、批判は大嫌い」という人間たちだからです。
さてそうなると世代交代を期待する人間が、ベテルにはいることでしょう。なぜそう確信できるかは、例えば元HLC委員のような人間を見ていればわかります。特権のことばかり考えている人間は決して彼一人ではないのです。ただ彼より賢いので争いを引き起こすことはないのです。組織防衛のために自分だったらこうするだろうと思う人間もいることでしょう。
巡回監督レベルでもすでにその兆候はあるのです。
そういう組織なのです。

