歌手の黒沢年雄が11日、ブログを更新し、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長に対する批判が日に日に高まっていることに「反対に責めてる方が逆に悪者に見えてきませんか?」との思いをつぶやいた。
黒沢は「確かに森発言は批判されて当然の問題だが…」と、森会長の女性蔑視発言については問題視していると前置きした上で「国会でもテレビでも…これでもか…これでもか!朝から晩まで一日中批判の連続…」と、少々うんざりしている思いを打ち明けた。
「ここまで何度も繰り返し見せられると…逆効果。反対に責めてる方が逆に悪者に見えてきませんか?」と読者に問いかけ「人間の気持ちって不思議だな~と思う」と正直な気持ちもつぶやいていた。
そして最後に「追伸 ご苦労様でした…」と、森会長をねぎらう言葉を付け加えていた。
お笑い芸人「EXIT」の兼近大樹(29)とりんたろー。(34)が11日、司会を務めるニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA TV)に出演。東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が辞任する意向を固め、後任として川淵三郎氏が有力になっていることにコメントした。
番組ではこの件について、ネット上で「みんな批判してるじゃん。国民の五輪、辞任は当然」「みんなの声が届いた。でも遅すぎ」「やめさせて満足?」「発言はダメだけど、寄ってたかって叩くのどうなの」などの反応があると紹介。 これを受けりんたろー。は「今、ネットで川淵さんのアラ捜しが始まってる」とし「見失っちゃいけないのは、本来の目的はネット上でつるし上げて抹殺することではなく、オリンピックを成功させる、偉大なイベントを成功させるのが目的なんだと。そのために最善で最短の策をとることが重要であって、そこの目的だけ間違えちゃいけないと思う」と警鐘を鳴らした。
兼近は「何よりも今回で気持ち悪ぃなって思うのが、自分が被害の及ばない所から石をひたすらぶつけて『降ろしてやったぞ』と。目的が引き下ろすというか『なんか偉そうなジジイを俺が降ろしてやったぜ』みたいな感じがすごい伝わってくる。ほんとに見失っちゃってんなっていう。ただただ攻撃することが目的になっちゃってる」と感想を述べた。
さらに「もちろん発言自体は許されるものじゃないかもしれないですけど、『ほんとに全文聞いたのか?』って。全員がすべて聞いたわけじゃないと思うんですよ。誰かが言ってるから『そんなひどいこと言ってんだ』っていう切り取りの文字を読んで、攻撃してる人もたくさんいるなって感じたんで。そういう意味では、そろそろ終わりにしたいなって。どうせ代わってもまたアラ捜しして、みんな攻撃したいんだから」と訴えた。
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森喜朗氏の「面白おかしくしたいんだろう?」というのはこの最後の「アラ捜しして、みんな攻撃したいんだから」を言い換えたもの。つまり森氏は当然のことを言っているにすぎないのです。