東京と大阪の民度の差―安倍昭惠氏は、医療崩壊を生じさせている東京の象徴的存在なのかもしれない。 | 世の中とかなんやかんやに対する感想

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できるだけ俯瞰して世の中のことについて書いてみたいと思いますね。

東京と大阪の致死率の差は東京では大阪に比べ、医療崩壊がすでに始まっていることを示していると思われます。テレビなどで実際に医療崩壊が始まっていると証言するのもほぼすべては東京の病院の医師です。

 

ではなぜこのような医療崩壊が起こっているのかを考えてみます。

 

東京も大阪も確かに中心部では人影は無くなりました。しかしその人たちが家にいるかというとそうではなく、他のところに出かけているのです。

 

たとえば昨日の吉祥寺の様子です。

市職員らが「緊急事態宣言!外出はしないでください」と書かれた横断幕を手にアーケード街などを歩いて注意喚起を行ったが「いいんだよ、別に」と、つぶやいて通り過ぎる若者たちがいた。人気ラーメン店のカウンター席は埋まり、酒類の提供が午後7時までが要請されている居酒屋では「昼飲み客」が少なくない。ある客は「パチンコもやってないから飲むしかない」と陽気に笑った。

 

4月19日の午後の品川武蔵小山商店街です。

 

「コロナで予定が全部なくなっちゃったので、どこかへ行こうと思っていたんです」

 

記事では「新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、東京や大阪にある“地元商店街”への人出が絶えない。」とあるのですが、大阪の商店街の「賑わい」を示す写真はないのです。

 

19日戸越銀座

 

テレビでは、「ジョギングはいい」と政府が言うのでということで、ほとんど密状態で公園をジョギングで周回する多くの人たちの様子も映っていましたが、やはり東京でした。マラソン大会のようでした。「バカじゃないのか。こいつら。一人で走れよ、公園に来るな。」と率直に思います。ジョギングで近くの人の汗や吐息の中に含まれる水分が飛散していることがわからないのでしょうか。

 

「コロナで予定が全部なくなっちゃったので、どこかへ行こうと思っていたんです」

 

大阪で「ライブハウスがクラスター発生になっている」という分析があったにもかかわらず、そんなことを意に介さず、渋谷でライブ活動をしていた人間たちが感染しました。渋谷のロフトヘブンでクラスターが発生し、その場にいた北海道の医療関係者の女性が感染しました。北海道まで飛び火し、その職場は一時業務がストップしました。

 

「コロナで予定が全部なくなっちゃったので、どこかへ行こうと思っていたんです」

 

大阪では「ライブハウス」活動は、緊急事態宣言が出る前に大きく縮小しました。

 

慶応大学病院の研修生たちにパーティーでの御乱行が批判の的になっています。研修医18人が集団感染したということです。病院機能はマヒしました。慶応大学病院側の発表もかなり手厳しいですね。

「今回の初期臨床研修医のとった行動は、患者さんを守るべき医療者として許されない行為であり、
医師としての自覚が欠如していたと言わざるを得ません。」

 

「コロナで予定が全部なくなっちゃったので、どこかへ行こうと思っていたんです

 

 

時を同じくして京都大学病院でも研修医たちの会食が問題視されました。しかし慶応大学病院とは全く実情が異なります。京大病院ではとにかく二人以上の会食まで報告させました。感染者はゼロです。

 

「本院では、本年3月に各地の大学を卒業したばかりで4月から本院で 勤務をはじめる新研修医に、4 月1日までの2週間の間に一回でも2人 以上(家族での食事を含む)で飲酒を伴う外食をしたことがあるか等に ついて自己申告を求め、該当する場合には外食等の事実があった翌日か ら14日間を自宅待機とすることで、感染リスクを徹底的にゼロに近づ ける措置を行いました。この自己申告をした新研修医が57名に上った というのが報道されている事実です。本院としては、就職予定の新研修 医等に旅行や外食等の自粛を予め連絡しておりましたが、必ずしも全員 が正確にその内容を十分理解できていたとは限らないなかで、研修医た ちは極めて真摯に自己申告してくれたものと認識しています。 未来の医療を担う若者です。温かく見守っていただければ幸甚です。 なお、これらの研修医等の中に、新型コロナウイルス感染症を発症し ている者は1名もおりません。」

 

決して褒められたことではないが、厳しく咎めるほどのことでもないというレベルです。愛情が感じられます。糞メディアは「研修医たちが会食した」ということだけにスポットを当て慶応大学と同じだという印象操作をしましたが、実際は違います。

 

東京が大阪より医療崩壊していることの分析をマスコミはすべきでしょう。致死率の高さは救える命が救えなくなり、PCR検査を受ける基準を高くし、自宅で命を落とす人たちを増やすのです。なにも安倍昭惠氏が特殊な存在ではなく、あくまでも東京の象徴なのかもしれません。

 

「コロナで予定が全部なくなっちゃったので、どこかへ行こうと思っていたんです」は自粛要請を意に介さない東京の人たちをよく表しているのではないでしょうか。勿論一部ではありますが、私権第一主義の人間たちが多い気がします。

 

教育のレベルは東京が日本で一位ですが、人間としての賢さは決して一位ではないのです。

 

下記の写真は4月11日に訪れた「阪神優勝ダイビング」の名所戎橋です。その前日4月10日にミヤネ屋で吉村知事はこう断言しました。

「改革をやってぎりぎり財源を生み出している状態の中で今、非常にたくさんある事業者の全てに東京都のようにお金を出すというのは正直申し上げてできません。できないけれども、大阪独自のルールは作って、中小企業のみなさんを支えようと思います。が、広くあまねく休業要請かけたところにお金を配ることはそもそも財源もないし、平等性を考えても、ちょっと大阪として独自財源でやるってことはできない。大阪は5月6日まで我慢して欲しい。補償はできないけど、休業要請をかけるどうかを月曜日(13日)に判断したいと思います。」

 

吉村知事が「補償はできない」ということを正直に言った次の日、4月11日午前10時前の風景です。

 

どの店も「コロナウイルス感染拡大防止のために休業します。」とビラが貼られていました。「ここで働いていた人がいたのに」と思うと物悲しくなりました。でも同時に感じたのは人々の決意でした。自粛することによってコロナと戦うという決意です。それは静寂の中にみなぎる人々の強い決意です。吉村知事の思いをみな自分の思いとしています。吉村知事はそれを知っているので、お気楽な大阪自民党議員を一喝したのでしょう。一軍の将のあるべき姿です。

 

大阪市観光局のツイッターです。道頓堀商店街の各店舗の言葉です。

 

希望の光を与えてくれるのはこのような商店主たちの自粛です。
 
吉村さん、まあ結果を楽しみにしとってくださいな。