経皮吸収諸々。 | アーシングエブリナイト

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10年間、夜は導電性シートを使ってアーシングをしながら寝ています。目覚めた時、ゼロボルトの脳とカラダは純正の私そのもの。紡ぐ言葉も私そのものでありたい。

10年ほど前。

「茶のしずく」という石鹸を使い、重篤な小麦アレルギー症状を発症する事件が起きた。

石鹸に加水分解コムギという成分が含まれていて、これが皮膚や粘膜に浸透して、体内に蓄積され、

パンや菓子などの小麦食品を食べた時に、アレルギー症状を発症するというものだ。

(元々小麦アレルギーの人が発症するのではなく)

TVには、顔を腫らした痛々しい女性の映像も流れた。

私も頂き物で、1度使ったことがあった。何事も起きなかったが。

 

なぜ、この話をするかというと、

Mさん(化学物質のエキスパート)から経皮吸収という言葉を聞いたからだ。

Mさんは、イギリスでは、ピーナッツアレルギーの子供が多いと言った。

母親の多くが、子育て中、赤ちゃんのおむつかぶれやあせもに、

ピーナッツオイルの入ったベビークリームを塗っていたからだという。

そして、昨今、有害化学物質の侵入経路として、

この経皮吸収が問題視されている、と言った。

以前書いた、バーベキューで発生する煙に含まれる大気汚染物質PAH(多環芳香族炭化水素)を

皮膚が吸収するので、要注意、という話も経皮吸収だ。

口から入ったり、空気を吸い込んで肺から吸収するより、皮膚は無防備かもしれない。

ピリピリしたり痒かったりしない限り、気付きようがない。

そうそう。

座薬や湿布薬も経皮吸収です。(今更だけど)

 

慢性過敏性肺炎のMさんは、最近、新しい薬を飲み始めた。

数か月前に、保険適用になった肺の繊維化を止める薬だ。

ようやく、手が届いた高価な薬らしい。

Mさんのように有害化学物質が原因の呼吸器疾患患者は増えているという。

繊維化した(硬くなった)肺は、進行することはあっても、元に戻ることはない。

でも、元に戻る薬の研究も進んでいるとのこと。朗報だ。