アーシングの効果を顕著に感じた出来事がある。
数年前、誘われて山の会に入会したことがある。
毎夜のアーシングのお陰で、坐骨神経痛から回復してまもなくだった。
私は、山の会を、山のふもとを歩く会くらいに勝手に思い込んだ。
リハビリに丁度いい、と思ったのだ。
初日当日。
午後から雨という予報。
集合したメンバーのレベルで、コースを初級と中級に分ける。
この日、参加者は、初級どころか初心者は、私一人で、あとのメンバーは中級以上の経験者。
私が初級コースを選べば、誰か(ベテランさん)が、私に付き合うことになる。
みんなが、顔を見合わせて、しばし沈黙。
せっかくの休日の山登り。
誰もが、自分のレベルにあった山に登って一日を楽しみたいのだった。
「大丈夫です。私、頑張って皆さんに付いていきます」。
私の一言に、場はほっと和んだ。
この日、連なった山を3つ登った。
もちろん登れば、下りるわけで、今、思い返しても、あの、過酷さに勝る登山はいまだ経験ない。
しかも、予報通り。午後から雨。
トレッキングポールを持たない私は、草や岩にしがみついて登った、下った。
目の辺りから流れたのは雨だけではない。
辛くて、涙が流れた。
無事生還し、帰りの車中で、ひとりのベテランさんが言った。
「今日の山登りは最悪のコンディション。僕たちもしんどかったから」
私は、治ったばかりの腰や足の痛みがまた始まるかもしれないな。とぼんやり考えていた。
でも。
達成感で、気持ちが高ぶる自分もいる。
山登り。いいかもしれない。と、思う自分がいた。
この日の夜。
私は風呂から上がり、早々に、布団に入った。
全身の筋肉がパンパンに張っている。
アーシングがしたかった。
あの、ジンジンしながら大地とつながる安心感が恋しかった。
雨で、アース棒を打ち込んだ地面は、いい具合に湿っている。
効きますように。
私は祈って、深い眠りについた。
目覚めると、足の筋肉の張りは残っているものの、心配だった腰と足の痛みはない。
3日経つと、 体は元に戻った。
程なく、山の会の集まりがあった。
会場に行くと、みんなが、驚いて私を見た。
「やめると思った。体痛いでしょ」と言われた。
もう、体は痛くありません、と言うと、みんなはもっと驚いた。
転居までの2年間。山の会のメンバーと山を登った。
山で、休憩や昼食の時には、登山用のグローブを外して、土、岩、木に触れた。
今でこそ、アーシングはブームだが、当時はたぶん、知らない人の方が多かった。
何してるの?と訊かれ、気持ちいいんです。と答えた。
山の空気を吸いながら登り、頂きで、荘厳な風景に圧倒される。
人も、命あるもののひとつにすぎない、と感じる。
それは、生きている喜びを実感する瞬間でもあり、体内は抗酸化物質の働きが高まり、活性酸素をやっつけている。
山の会のメンバー、誰もが、そのメカニズムを実践している表情だった。
もうひとつ。
山を登った日には、アーシングをしながら眠りについて欲しい。
疲れを、確実に、取ってくれる。
大地は人を選ばない。
望めば答えてくれる。
大地とつながって下さい。
