できる部下には適切な指示を
できない部下には厳しい指導を
昭和式な教えである。
まじでこれをスローガンみたいに毎回メールの末筆に添えるライン長がいたんですよ。怖い人じゃなかったけど。営業は体育会系なのだ。
令和式だとなんだろ。
できる部下には昇給を、
助けを必要とする部下には手本を。とかかなあ。
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タイトルは、覚えたての話から。
三戸じゃなく三尸(さんし)と読むらしい。
中国の宗教のひとつに、道教というのがありまして(自分はなじみがないように思ったのですが、風水だとか仙人とかそういう思想はここから来ているようです。)人間の体内には三種類の虫がいると考えたらしい。気持ち悪い。虫酸が走る。どういう系?私多足類だけは無理なのよ。クモとかムカデとか、どうも虫が好かない。蓼食う虫も好き好きだから世の中には虫好きもいれば虫嫌いもいるけど、私は足はできれば4本以下がいい。
とにかく、人が眠りにつくと、決まった日にそいつらが体から抜け出して宿主が行った悪行を天のエライ人に言いつけに行き、エラい人は宿主の寿命を縮めるという。最悪である。
だいいち人の体を借りておいてなんだか虫のいい話ではあるまいか。宿主が早々に虫の息になってもいいというのか。私なんて殆ど虫も殺せないような善良な人間なのに、いちいちチマチマ告げ口をされるなんて想像するだけで腹の虫がおさまらない。苦虫を噛み潰したような顔でずっとこれを書いている。そろそろ苦しいか。虫の居所が悪くなってきた。
どんな見た目なんだろう。フィラリアみたいな感じ?と思ったけど、検索してみたら全然違った。ま、悪いことはするもんじゃないよという戒めですかね。
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にしてもさ、年明けからいろんなことが起きてるけど、だからと言ってみんながみんな突然めちゃ善人になるわけでもないよね。
今日も信号のない横断歩道で車が止まる気配なく侵入してきたし、混雑した駅で突き飛ばしてくる人も依然存在する。結局、いい人はたいていいつも親切で、そうでもない人はいつもそんなでもない。
24時間いい人でい続けることはできないし、多少の不作法はお互い様の精神で許しあっていきたい。ま、なるべく虫に告げ口されないように、誠実でいよう。