父と15年振りに再会した話-② | 0oかえさるーむo0

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27歳 3歳の息子がいるシングルマザーです!
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私が父親を探す為に、まず始めにしたことは
 
役所で戸籍を辿ることでした。
 
 
私の出生地は、母と父の地元でもありました。
 
なので、地元の役所に行き、当時の自分の戸籍を調べ、本籍から父親の記録に残っている
現状調べられる住所の最終地点まで辿り着きました。
 
 
そこに住み始めたのは、父と母が離婚してすぐの15年前だったので、今もそこに住み続けているかは定かではありませんでしたが、
 
 
そこに行けば会えるかもしれない。と思い、
すぐに役所を出てその住所に向かいました。
 
 
電車とバスを乗り継いで着いたところは
3階建てのマンションでした。
 
 
《戸籍で辿った時に入手できたものは建物の住所だけなので、集合住宅だった場合、部屋番号まではわかりません。》
 
 
 
何度も携帯のマップの現在地と、入手した住所を照らし合わせ、確実にココだ。と確信を持ち、
 
マンションのオートロック手前にあったポストの表札を見ました。
 
 
すると、ある部屋の表札に、私の旧姓(父親の苗字)
を見つけました。
 
 
もしかしたら違うかもしれないと思いつつも、
すぐ近くに父親がいるかもしれない、
会えるかもしれない、という嬉しさに涙が溢れてきました。
 
 
違う人だったらどうしよう。
拒否されちゃうかな。と、色んな不安がありましたが、すぐにその部屋のインターホンを鳴らしました。
 
が、応答はなく、
少し間隔を開けてもう一度鳴らしてみましたが
やはり応答はありませんでした。
 
 
その時なぜか絶対会ってやる!!!とムキになってしまい、マンションの出入口が見える場所で待ち伏せすることにしました。
 
 
 
マンションを出入りする人は、父親にしてはやけに若い人、女性、など、この人では無いなという方ばかりが通り、3時間程経って諦めようとした時、
 
遠くの方から40歳ぐらいの男性と女性が腕を組んで歩いてきました。
 
 
15年も会っていない。
記憶の中の父親はうっすらで、
写真の中の父親とも若干違う。
 
でも、この人が自分の父親だと
本能的になのか、すぐに思いました。
 
 
私はマンションの出入口に入ろうとする2人に駆け寄って声をかけました。