どうやら、“面倒臭い”と言っているようです。
女性に言ったら一発で嫌われる、あるいは酷く傷付ける言葉でしょう。
しかし、これは私の偽らざる本音だと言えます。
心の奥底では常に言い続けていたに違いありません。
そして、これからも言い続けるでしょう。
「“面倒臭い”のは私自身である」というのが真実なのでしょうが、私は特に改めるつもりはありません。
私がこれからすべきなのは面倒臭がるのを改める事ではないからです。
その逆です。
堂々と面倒臭がります。
面倒臭いのを隠して良い人を繕うより、その方が良い結果に結び付く事でしょう。
私がこう言うからには、それなりに内的理由が有ります。
“面倒臭い”の奥に何か心地好いものを感じるのです。
とりあえず今はひたすら“面倒臭い”を言い続けます。
そうする事で見えて来るものがありそうな気がするのです。
「お前、面倒臭いよ」
案外これが好きな人に最も言いたかった言葉だったりするのかも知れません。