何かと貴方に対して辛辣な態度を見せる人が居て、そこに貴方を想う気持ちがまるでなく、単に八つ当たりの類いだったら、その人は貴方よりも意識的に格下です。
もし、その人が「お前が私をイライラさせているんだ」と言ったなら、貴方はその人をイライラさせる立場、振り回す立場に在ります。
つまり、貴方はその人をコントロールしているのです。
戦う前から貴方が勝っています。
ですから、貴方に対してイライラする人が居たら、その場で勝ちを確信して良い。
ただし、萎縮して相手の機嫌を取ろうとしたり、感情的になって反発したら、貴方は相手と対等の立場に降りる事になります。
赤ん坊の鳴き声に機嫌が左右される親は、その赤ん坊より意識的に格下です。
赤ん坊をあやす事も、育てる事もままならないでしょう。
小さい子供が親の暴力で重傷もしくは死亡する事件が起こるのも、親が子供より意識的に格下だからです。
上手く御せないものだから、力ずくの暴力に訴えて出て、自分も子供も駄目にしてしまう。
逆に、貴方が誰かの一挙一動にイライラするなら、貴方はその時点で負けています。
貴方の機嫌はその人にコントロールされているわけであり、コントロールされる側がする側を上回る事はありません。
よくある復縁の悩みもそうですよ。
振り回されている側が、振り回す側をコントロール出来るわけがない。
よって、復縁で悩む限り、復縁は成りません。
稲田も同じですよ。
稲田が誰かの言動にいちいち反応するようなら、稲田はその人よりも意識的に格下です。
その時点で無意識で負けている事を認めているので、稲田はどうやってもその人に勝つ事は出来ない。
もし、稲田がその人に勝とうと思ったら、まず「この人には勝てない」「この人には負ける」という無意識の負けを認識する事でしょうね。
その後、その人の言動に反応しなくなったり、心地よくなったら、晴れて対等の立場になります。
負けを認める事は、高い意識レベルを必要とします。
『パワーか、フォースか』から引用しますけど、プライド以下の意識レベルでは負けを認める事が出来ません。
負けを認める為のエネルギー量が足りないのです。
言っておきますが、普段プライドだと思っているものは単なる劣等感ですよ。
プライドが高い=劣等感が強い=負けているですよ。
それを守ろうとすればするほど、負けている状態を守っている事になりますよ。
劣等感って全然気持ち良くない感覚でしょう。
何でそんなモンを守るんですか。
…とでも、貴方にイライラしている人に心の中で言ってあげなさい。
そして、あまりに酷いなら、淡々と法的処置なりさらに上位の人に相談するなりしなさい。
その場所自体に価値を感じていなくて、その様な対処をする手間さえ惜しいなら、すっぱり離れてしまえば良い。