自分の暮らしも守りながら向き合う介護
親のことを思うあまり、自分の時間や体調を後回しにしてしまう。そんな日々を送っている人は少なくないのではないでしょうか。でも、自分の生活が崩れてしまうと、介護そのものを続けることが難しくなってしまいます。落ち着いた自分でいられることが、実は本人にとっても安心につながるのだと思います。自分を犠牲にすることが、必ずしも良い結果になるとは限らないようです。介護への向き合い方に、一つの正解があるわけではありません。仕事と両立する道もあれば、家族との時間を何より大切にしたいという選択も、本人と話し合い納得したうえでの決断であれば、どちらも尊重されていいはずです。いつか向き合うことになる、本人の意向の確認についても、少しずつ考えておきたいところです。延命治療のことや、最期をどこで過ごしたいか。話しにくいテーマですが、判断力が十分なうちに穏やかに話しておくことが、あとになって家族の助けになるようです。一度話した内容も、時間とともに変わることがあるので、そのときどきの気持ちを確かめ続けたいと思い ます。介護が終わるときの気持ちも、人それぞれだと思います。安堵も、罪悪感も、自然な感情として、一人で抱え込まずにいられたらと思っています。